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現代日本語文法④第8部モダリティ第5章【説明のモダリティ】第6章【伝達のモダリティ】を分かりやすく解説

現代日本語文法は日本語の文法を網羅した本としては最高の本です。

だから皆さんに読んでほしい!

ですが難しすぎて挫折する人ばかりでした。

そこでこのブログでは初めて勉強する人でも現代日本語文法が読めるように

できるだけ日常的な言葉を使って分かりやすさを優先した解説をしています。

現代日本語文法をお持ちでない方はまず下記リンクから購入して次にお進みください。

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  1. ハマが解説した講義動画はここからダウンロードして見ることができます。
  2. 本日の問題
  3. 第8部モダリティ 第5章説明のモダリティ 第1節【説明のモダリティとは】
    1. 1. 説明のモダリティの規定
      1. 1.1 基本的な機能と形式
      2. 1.2 用法の広がり
      3. 1.3 文法的性質
          1. [質問文]
          2. [過去形]
          3. [ほかのモダリティ形式との接続]
  4. 2. 説明のモダリティの周辺
    1. 2.1 形式名詞の助動詞化
    2. 2.2「ものだ」「ことだ」「はずだ」と説明のモダリティ
        1. 「ものだ」「ことだ」と「のだ」
        2. 「はずだ」と「わけだ」
        3. 「ものだ」「ことだ」「はずだ」「のだ」「わけだ」の互いの接続
  • 第8部モダリティ 第5章説明のモダリティ 第2節「のだ」
    1. 1.「のだ」の全体像
      1. 1.1 基本的性質
          1. [機能の概観]
          2. [接続と形]
    2. 1.2 用法の分類
        1. 提示の「のだ」と把握の「のだ」
        2. 関係づけの「のだ」と非関係づけの「のだ」
  • 1.3「のだ」が用いられない場合
  • 2. 提示の「のだ」の性質と用法
    1. 2.1 提示の「のだ」の性質
    2. 2.2 関係づけの用法
        1. [事情の提示]
        2. [換言の提示]
  • 2.3 非関係づけの用法
  • 2.4 提示の「のだった」
  • 3. 把握の「のだ」の性質と用法
    1. 3.1 把握の「のだ」の性質
    2. 3.2 関係づけの用法
    3. 3.3 非関係づけの用法
    4. 3.4 把握の「のだった」
  • 4.「のだ」に関連する表現
    1. 4.1「のだ」と「からだ」の異同
    2. 4.2 従属節の「のだ」
        1. 「のだったら」「のであれば」と「(の)なら」の関係
        2. 「のだから」の性質
        3. 逆説の「のだが」と前置きの「のだが」
        4. 「のだ」のテ形・連用形による節
        5. 「のだ」が用いられない従属節
  • 第8部モダリティ 第5章説明のモダリティ 第3節「わけだ」
    1. 1.「わけだ」の全体像
      1. 1.1 基本的性質
          1. [接続と形]
    2. 1.2 用法の分類
  • 2. ほかの形式との比較
    1. 2.1「わけだ」と「のだ」
        1. 「わけだ」と「のだ」の使い分け
        2. 「のだ」だけが用いられる場合
        3. 「わけだ」だけが用いられる場合
        4. 質問文の「わけだ」と「のだ」
        5. 前置きの「わけだが」と「のだが」
  • 2.2「わけだ」と「はずだ」
  • 2.3「わけだ」と「からだ」
  • 3.「わけだ」の否定の形
    1. 3.1「わけではない」
        1. [接続と形]
        2. [意味と用法]
        3. [ほかの形式との比較]
  • 3.2「わけにはいかない」
      1. [接続と形]
      2. [意味と用法]
      3. [関連する表現]
  • 3.3「わけがない」
      1. [接続と形]
      2. [意味と用法]
      3. [ほかの形式との比較]
  • 第8部モダリティ 第5章説明のモダリティ 第4節「ものだ」と「ことだ」
    1. 1.「もの」「こと」と「ものだ」「ことだ」
    2. 2.「ものだ」
      1. 2.1 基本的性質
          1. [接続と形]
    3. 2.2 本質・傾向の用法
        1. [接続と形]
        2. [意味と用法]
  • 2.3 当為の用法
      1. [接続と形]
      2. [意味と用法]
  • 2.4 回想の用法
      1. [接続と形]
      2. [意味と用法]
  • 2.5 感心・あきれの用法
      1. [接続と形]
      2. [意味と用法]
  • 2.6 そのほかの用法
      1. 「たいものだ」「てほしいものだ」「てもらいたいものだ」
      2. 「(し)そうなものだ」
  • 2.7 関連する表現
      1. 「ものと思われる」「ものらしい」
      2. 「ものか」
      3. 「もの」
  • 3.「ことだ」
    1. 3.1 基本的性質
    2. 3.2 助言・忠告の用法
        1. [接続と形]
        2. [意味と用法]
  • 3.3 感心・あきれの用法
      1. [接続と形]
      2. [意味と用法]
  • 3.4 関連する表現
  • 第8部モダリティ 第6章伝達のモダリティ 第1節【伝達のモダリティとは】
    1. 1. 伝達のモダリティの規定
    2. 2. 伝達のモダリティの下位類
  • 第8部モダリティ 第6章伝達のモダリティ 第2節【丁寧さのモダリティ】
    1. 1. 丁寧さのモダリティの規定
    2. 2. 接続と形
      1. 2.1 肯定文における丁寧さのモダリティの形式
      2. 2.2 否定文における丁寧さのモダリティの形式
      3. 2.3 丁寧形の複雑さの要因
    3. 3. 機能
      1. 3.1 普通体と丁寧体の基本的機能
      2. 3.2 スタイルの選択の要因
    4. 4. 丁寧さのモダリティ以外の丁寧さ
  • 第8部モダリティ 第6章伝達のモダリティ 第3節【伝達態度のモダリティ】
    1. 1. 伝達態度のモダリティの規定
    2. 2. 伝達を表す終助詞
      1. 2.1「よ」
          1. [接続]
          2. [意味と用法]
    3. 2.2「ぞ」
        1. [接続]
        2. [意味と用法]
  • 2.3「ぜ」
      1. [接続]
      2. [意味と用法]
  • 2.4「さ」
      1. [接続]
      2. [意味と用法]
  • 2.5「わ」
      1. [接続]
      2. [意味と用法]
  • 3. 確認・詠嘆を表す終助詞
    1. 3.1「ね」(「ねえ」)
        1. [接続]
        2. [意味と用法の概観]
        3. [話し手の認識として聞き手に示す用法]
        4. [聞き手に確認を求める用法]
        5. [聞き手を意識していることを示す用法]
        6. [間投的な用法]
  • 3.2「な」
      1. [接続]
      2. [意味と用法]
  • 3.3「なあ」
      1. [接続]
      2. [意味と用法]
  • 3.4「よね」(「よねえ」)
      1. [接続]
      2. [意味と用法]
  • 4. 終助詞相当の形式
    1. 4.1「とも」
        1. [接続]
        2. [意味と用法]
  • 4.2「もの」(「もん」)
      1. [接続]
      2. [意味と用法]
  • 4.3「の」
      1. [接続]
      2. [意味と用法]
  • 4.4「っけ」
      1. [接続]
      2. [意味と用法]
  • 4.5「ってば」
      1. [接続]
      2. [意味と用法]
  • 本日の問題の答え
  • ハマが解説した講義動画はここからダウンロードして見ることができます。

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    本日の問題

    【 】内に示した観点から見て、他と性質の異なるものを1つ選べ。

    (16)【「わけ」の用法】p208

    1 2分の遅刻です。遅れたわけを言いなさい。

    2 あいつも自分の店をもった。もう一人前というわけだ。

    3 今なら無料、来月は2000円。つまり今は入れば2000円分お得になるわけです。

    4 姉は就職しました。進路を変えたわけです。

    5 仕事も家のこともしていないのか。楽してるわけだ。

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    第8部モダリティ 第5章説明のモダリティ 第1節【説明のモダリティとは】

    1. 説明のモダリティの規定

    1.1 基本的な機能と形式

    p189~

    「のだ」は、先行文脈や状況について説明する。

    A:足、どうしたの。

    B:階段で転んだんです。

    「のだ」は会話では「んです」「んだ」になる。

    1.2 用法の広がり

    p190~

    本の通り

    1.3 文法的性質

    [質問文]

    p191

    「のだ(んです)」は質問文でよく使われる。

    A:(鬼滅の刃Tシャツを着ているのを見て)鬼滅の刃、好きなんですか。

    [過去形]

    p191

    過去形「のだった」は①想起の用法と②後悔の用法のみ

    ①あ、明日はバイトがあるんでした。

    ②こんなことなら、もっと早く勉強をするんだった。

    [ほかのモダリティ形式との接続]

    p192

    省略

    2. 説明のモダリティの周辺

    2.1 形式名詞の助動詞化

    p192~

    本の通り

    2.2「ものだ」「ことだ」「はずだ」と説明のモダリティ

    「ものだ」「ことだ」と「のだ」

    p193~

    当為を表す用法とは、なすべきことを表す用法。詳しくはp220~

    「はずだ」と「わけだ」

    p194

    「はずだ」は、①論理的推論と②納得の2つの用法がある。

    論理的推論とは、根拠に基づき、論理的推論を経て導き出した帰結を述べる用法。詳しくはp160~参照

    ①山本は僕より2つ下だから、今年で30になるはずだ(p161より)

    納得とは、話し手が新たな事実を知ることによって、それまで納得できていなかった事実を、論理的に考えて当然だと納得したことを表す用法。

    ②今日はBTSのライブがあるのか。どうりで人がいっぱいなはずだ。

    「ものだ」「ことだ」「はずだ」「のだ」「わけだ」の互いの接続

    p194

    省略

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    第8部モダリティ 第5章説明のモダリティ 第2節「のだ」

    1.「のだ」の全体像

    1.1 基本的性質

    「のだ」は、名詞化の「の」に「だ」がくっついたもの。

    [機能の概観]

    p195~

    スコープを表す「のだ」については、現代日本語文法③p237~参照

    [接続と形]

    p196~

    A:どうしたの?

    B:風邪をひいちゃったの。

    AとBは男性だと思いましたか? 女性だと思いましたか?

    質問の「の」は男性でも使うが、質問じゃない「の」は女性のイメージ。

    1.2 用法の分類

    提示の「のだ」と把握の「のだ」

    p197~

    提示の「のだ」とは、話し手が認識していたことを聞き手に提示

    ・すみません。今日は行けません。バイトがあるんです。

    把握の「のだ」とは、話し手が認識していなかったことを把握

    ・そうか。こうすれば問題が解けるんだ。

    関係づけの「のだ」と非関係づけの「のだ」

    p198

    関係づけの「のだ」は、その前の文脈やそのときの状況について解釈

    非関係づけの「のだ」は、解釈せずにそのまま提示・把握

    1.3「のだ」が用いられない場合

    p198

    省略

    2. 提示の「のだ」の性質と用法

    2.1 提示の「のだ」の性質

    p199

    本の通り

    2.2 関係づけの用法

    提示の「のだ」の関係づけの用法は①事情を提示する場合と②換言を提示する場合がある。

    [事情の提示]

    p199~

    本の通り

    [換言の提示]

    p200

    換言の提示とは、言い換えのこと。

    2.3 非関係づけの用法

    p201~

    提示の「のだ」の非関係づけの用法は、すでに決まっていることに使う。

    A:このおにぎりは食べてもいいんですか。

    B:だめなんです。

    2.4 提示の「のだった」

    p202

    省略

    3. 把握の「のだ」の性質と用法

    3.1 把握の「のだ」の性質

    p202~

    本の通り

    3.2 関係づけの用法

    p203

    関係づけの「のだ」は、その前の文脈やそのときの状況について解釈して把握

    3.3 非関係づけの用法

    p203~

    非関係づけの「のだ」は、解釈せずにそのまますでに定まっているものとして把握

    3.4 把握の「のだった」

    p204

    把握の「のだった(んだった)」は、①忘れていたことを想起したときや②ある行動を実行しなかったことに対する後悔で用いられる。

    ①あ、今日はバイトがあるんだった。

    ②こんなことなら、もっと早くから勉強するんだった。

    4.「のだ」に関連する表現

    4.1「のだ」と「からだ」の異同

    p204~

    本の通り

    4.2 従属節の「のだ」

    「のだったら」「のであれば」と「(の)なら」の関係

    p205

    「んだったら」「のであれば(んであれば)」は、「なら」とほぼ同じ。

    ・あなたが受けるんだったら、私も受けます。

    ・あなたが受けるのであれば、私も受けます。

    ・あなたが受けるなら、私も受けます。

    「のだから」の性質

    p205~

    省略

    逆説の「のだが」と前置きの「のだが」

    p206~

    省略

    「のだ」のテ形・連用形による節

    p206~

    省略

    「のだ」が用いられない従属節

    p207~

    同時を表す「ながら」や「まま」節は、「のだ(んです)」を含むことができない。

    *エアコンをつけたんだまま、外に出た。

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    第8部モダリティ 第5章説明のモダリティ 第3節「わけだ」

    1.「わけだ」の全体像

    1.1 基本的性質

    p208

    名詞の「わけ」は「理由」で言い換えられる。

    ・昨日、勉強しなかった{わけ/理由}を言いなさい。

    助動詞化した「わけだ」は「理由」で言い換えられない。

    ○弟が来たのか。どうりでおにぎりがないわけだ

    *弟が来たのか。どうりでおにぎりがない理由だ

    [接続と形]

    p208

    本の通り

    1.2 用法の分類

    p208~

    「わけだ」は、前の文の内容をもとに、論理的必然性のある帰結や結果を提示したり、把握したりするとき使う。

    ・現代日本語文法は日本でもっとも詳しい文法書なのか。どうりで難しいわけだ。

    2. ほかの形式との比較

    2.1「わけだ」と「のだ」

    「わけだ」と「のだ」の使い分け

    p209~

    「わけだ」のほうが、論理的必然性のある帰結や結果であることが示される。本の例文参照。

    「のだ」だけが用いられる場合

    「のだ(んです)」は、言語化されていない状況について語るときに使われる。「わけだ」は使いにくい。

    A:(脚の包帯を見て)脚、どうしんですか。

    B:昨日、階段で転んだんです/昨日、階段で転んだわけです。

    「わけだ」だけが用いられる場合

    p211

    「わけだ」には、すでに認識していた事態の事情を知り納得する用法があるが、「のだ」にはない。

    ○BTSのコンサートがあったのか。人が多いわけだ

    …すでに認識していた事態:人が多い

    …すでに認識していた事態の事情:BTSのコンサートがあった

    *BTSのコンサートがあったのか。人が多いんだ。

    質問文の「わけだ」と「のだ」

    p211

    「わけだ」による質問文は詰問調になりやすいので使い方に気を付ける。

    前置きの「わけだが」と「のだが」

    「のだが(んですが)」:聞き手が知らないことを提示

    ・天気予報によると明日は40度を超えるみたいなんですが、本当に行くんですか。

    「わけだが」:聞き手が知っていることを提示

    ・みなさんが入学して1ヶ月たつわけですが、学校には慣れましたか。

    2.2「わけだ」と「はずだ」

    p212

    納得の「わけだ」は「はずだ」と置き換え可能。

    ・BTSのライブがあったのか。どうりで人が多いわけだ。

    ・BTSのライブがあったのか。どうりで人が多いはずだ。

    2.3「わけだ」と「からだ」

    p212~

    ①「からだ」:直前の部分で原因・理由を表す。

    ②「わけだ」:直前の部分で結果や帰結を表す。

    ①おにぎりを食べた。お腹がすいたからだ。

    ②おなかがすいた。それでおにぎりを食べたわけだ。

    3.「わけだ」の否定の形

    「わけだ」の否定の形は①「わけではない」②「わけにはいかない」③「わけがない」の3つ

    3.1「わけではない」

    [接続と形]

    p213

    本の通り

    [意味と用法]

    p213~

    「わけではない(わけじゃない)」は、普通そう思うことを否定するときに使う。

    ・わたしは毎日おにぎりを食べているが、おにぎりが大好きというわけじゃないんです。

    [ほかの形式との比較]

    p214~

    省略

    3.2「わけにはいかない」

    [接続と形]

    p215

    「わけにはいかない」は、動詞の非過去形に接続

    [意味と用法]

    p215~

    「わけにはいかない」は、倫理的・常識的に考えて実行できないと話し手が思っていることに使う。

    ・みんな不買運動しているので、私だけ買うわけにはいかない。

    [関連する表現]

    p216~

    ①「てはいけない」:2人称が主語

    ②「わけにはいかない」1人称が主語

    ①ここでタバコを吸ってはいけない…「タバコを吸う」の主語はあなた(2人称)

    ②ここでタバコを吸うわけにはいかない…「タバコを吸う」の主語は私(1人称)

    3.3「わけがない」

    [接続と形]

    p217

    本の通り

    [意味と用法]

    p217~

    「わけがない」は、それが成立するとは考えられないという強い否定を表す。

    ・過去問をやらずに合格できるわけがない。

    [ほかの形式との比較]

    p218

    「はずがない」と「わけがない」は似ているが

    はずがない」のほうが、論理的にありえないという意味を強く持つ。

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    第8部モダリティ 第5章説明のモダリティ 第4節「ものだ」と「ことだ」

    1.「もの」「こと」と「ものだ」「ことだ」

    p219~

    「もの」:変化しない

    「こと」:変化をもたらす

    本の例文参照

    2.「ものだ」

    2.1 基本的性質

    「ものだ」は、①本質・傾向②当為(なすべきことを表す)③回想④感心・あきれを表す。

    [接続と形]

    p220

    省略

    2.2 本質・傾向の用法

    [接続と形]

    p220~

    本の通り

    [意味と用法]

    p221

    本の通り

    2.3 当為の用法

    [接続と形]

    本の通り

    [意味と用法]

    本の通り

    2.4 回想の用法

    [接続と形]

    p222

    本の通り

    [意味と用法]

    本の通り

    2.5 感心・あきれの用法

    [接続と形]

    p223

    過去形にはならない。

    [意味と用法]

    本の通り

    2.6 そのほかの用法

    「たいものだ」「てほしいものだ」「てもらいたいものだ」

    p223

    本の通り

    「(し)そうなものだ」

    本の通り

    2.7 関連する表現

    「ものと思われる」「ものらしい」

    p224

    「ものと思われる」は、根拠あるたしかな判断を示す。

    ・彼は今年も合格するものと思われる。

    「ものか」

    p224~

    「ものか」は、反語を表す。

    ・あなたに私の気持ちがわかるものか。

    「もの」

    p225

    「もの(もん)」は理由を表す終助詞として使われる。

    ・外行きたくない。だって暑いんだもん。

    3.「ことだ」

    3.1 基本的性質

    p225

    「ことだ」は、①助言・忠告②感心・あきれを表す。

    3.2 助言・忠告の用法

    [接続と形]

    p225~

    本の通り

    [意味と用法]

    p226

    助言・忠告の「ことだ」は、聞き手のためにそれが必要・重要という話し手の判断を表す。

    ・合格したいのなら、毎日勉強することだ。

    3.3 感心・あきれの用法

    [接続と形]

    p226~

    本の通り

    [意味と用法]

    p227

    本の通り

    3.4 関連する表現

    p227~

    ざっと本を読んでおけば大丈夫

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    第8部モダリティ 第6章伝達のモダリティ 第1節【伝達のモダリティとは】

    1. 伝達のモダリティの規定

    p229

    伝達のモダリティとは、話し手がその文をどのように聞き手に伝えようとしているかに関するモダリティ

    2. 伝達のモダリティの下位類

    p229~

    伝達のモダリティには①丁寧さのモダリティと②伝達態度のモダリティがある。

    丁寧さのモダリティとは、丁寧な話し方をするかしないか。

    ・駅でおにぎりを食べた…普通体

    ・駅でおにぎりを食べました…丁寧体

    伝達態度のモダリティとは、話し手がその文をどのような伝達態度で聞き手に伝えようとするか。

    ・今日は暑い

    ・今日は暑い

    ・今日は暑いなあ

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    第8部モダリティ 第6章伝達のモダリティ 第2節【丁寧さのモダリティ】

    1. 丁寧さのモダリティの規定

    p231

    丁寧さのモダリティは、普通体と丁寧体がある。

    ・駅でおにぎりを食べた…普通体

    ・駅でおにぎりを食べました…丁寧体

    2. 接続と形

    p231

    丁寧形(丁寧体を作る形)は色々なパターンがある。

    ・安くありません

    ・安くないです

    ・食べません

    ・食べないです

    2.1 肯定文における丁寧さのモダリティの形式

    p231~

    本の例文とp232の表を見ておく。

    2.2 否定文における丁寧さのモダリティの形式

    p232~

    p233の表をp232の表と比べてみる。

    2.3 丁寧形の複雑さの要因

    省略。気になる人は読んでおく。

    3. 機能

    3.1 普通体と丁寧体の基本的機能

    p235

    普通体:聞き手に対する関係の近さを表す。聞き手を必要としないので日記などでも使う。

    丁寧体:聞き手ありきのスタイル。独り言では用いられない。

    3.2 スタイルの選択の要因

    p236~

    省略。気になる人は読んでおく。

    4. 丁寧さのモダリティ以外の丁寧さ

    p237~

    本の通り

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    第8部モダリティ 第6章伝達のモダリティ 第3節【伝達態度のモダリティ】

    1. 伝達態度のモダリティの規定

    p239~

    伝達態度のモダリティは、話し手がどのような伝達態度で聞き手に伝えようとするかを表す。

    ・今日は暑い

    ・今日は暑い

    ・今日は暑いなあ

    p240の表をチェック

    2. 伝達を表す終助詞

    2.1「よ」

    [接続]

    名詞とナ形容詞に直接つくのは女性のイメージ

    ・明日は雨よ…名詞

    ・この部屋は綺麗よ…ナ形容詞

    「だ」を加えると誰でも使いやすい。

    ・明日は雨だよ

    ・この部屋は綺麗だよ

    [意味と用法]

    p242~

    「よ」は、聞き手が知っているべき情報として示す。

    A:今から図書館に行ってきます。

    B:え、今日は休みです

    2.2「ぞ」

    [接続]

    p244~

    名詞述語には「だ」を加えて使う。

    *これは私のおにぎりぞ。

    ○これは私のおにぎりだぞ。

    [意味と用法]

    p245~

    本の通り

    2.3「ぜ」

    [接続]

    名詞述語には「だ」を加えて使う。

    *これは私のおにぎりぜ。

    ○これは私のおにぎりだぜ

    [意味と用法]

    p247

    「ぜ」は、話し手が認識していることを一方的に聞き手に伝える。最近の人はあまり使わない。漫画・アニメのキャラクターがよく使う。

    2.4「さ」

    [接続]

    p249

    本の通り

    [意味と用法]

    p249~

    「さ」は、話し手にとって当然と思える内容を聞き手に説明する。

    A:どうして知ってるの。

    B:調べたのさ。

    2.5「わ」

    [接続]

    p252

    名詞述語には「だ」を加えて使う。

    *これは私のおにぎりわ

    ○これは私のおにぎりだわ

    [意味と用法]

    p252~

    「わ」は、その発話が話し手の個人的な感情や考えであることを表す。

    女性が用いる「わ」は上昇イントネーション

    男性が用いる「わ」は下降イントネーション

    ・じゃあ、そろそろ行くわ。

    3. 確認・詠嘆を表す終助詞

    3.1「ね」(「ねえ」)

    [接続]

    p254~

    名詞とナ形容詞に直接つくのは女性のイメージ

    ・明日は雨ね…名詞

    ・この部屋は綺麗ね…ナ形容詞

    「だ」を加えると誰でも使いやすい。

    ・明日は雨だね

    ・この部屋は綺麗だね

    [意味と用法の概観]

    p256

    「ね」は、心の中で確認しながら、話し手の認識として聞き手に示す。

    ・今日は暑いね。

    ①話し手の認識を聞き手に示す用法②聞き手に確認を求める方法③聞き手を意識していることを示す用法の3つがある。

    [話し手の認識として聞き手に示す用法]

    p256~

    本の例文を確認

    [聞き手に確認を求める用法]

    p258~

    本の例文を確認

    [聞き手を意識していることを示す用法]

    p259~

    本の例文を確認

    [間投的な用法]

    p260

    本の通り

    3.2「な」

    [接続]

    p260

    本の通り

    [意味と用法]

    p261~

    本の例文を確認

    3.3「なあ」

    [接続]

    p263

    名詞述語には「だ」を加えて使う。

    *これは私のおにぎりなあ。

    ○これは私のおにぎりだなあ。

    [意味と用法]

    p264~

    「なあ」は、ある事態を認識したことから引き起こされる感情の高まりを表す。

    3.4「よね」(「よねえ」)

    [接続]

    p265

    「よ」と同様

    [意味と用法]

    p266

    「よね」は、聞き手にも受け入れられるものとして話し手の認識を聞き手に示す。

    4. 終助詞相当の形式

    4.1「とも」

    [接続]

    p268~

    名詞述語には「だ」を加えて使う。

    *これは私のおにぎりとも。

    ○これは私のおにぎりだとも。

    [意味と用法]

    p269~

    「とも」は、相手の発言に対して、相手の意向に添いながら、話し手がそれを当然だと認識していることを表す。

    A:明日来てくれるかな?

    B:いいとも!

    4.2「もの」(「もん」)

    [接続]

    名詞述語には「だ」を加えて使う。

    *これは私のおにぎりもん。

    ○これは私のおにぎりだもん。

    [意味と用法]

    p271~

    「もの(もん)」は、聞き手が事情がわからないと考えている内容について、話し手が個人的に理由だと考えていることを示す。

    A:どうして勉強しないの。

    B:だって、難しいんだもん。

    4.3「の」

    [接続]

    p272

    本の通り

    [意味と用法]

    p272~

    「のだ」と同じ機能。「のだ」との違いは丁寧形に接続すること。

    ・おにぎりは食べましたの?

    4.4「っけ」

    [接続]

    p273

    本の通り

    [意味と用法]

    p273

    本の通り

    4.5「ってば」

    [接続]

    本の通り

    [意味と用法]

    本の通り

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    本日の問題の答え

    【 】内に示した観点から見て、他と性質の異なるものを1つ選べ。

    (16)【「わけ」の用法】p208

    1 2分の遅刻です。遅れたわけを言いなさい。

    2 あいつも自分の店をもった。もう一人前というわけだ。

    3 今なら無料、来月は2000円。つまり今は入れば2000円分お得になるわけです。

    4 姉は就職しました。進路を変えたわけです。

    5 仕事も家のこともしていないのか。楽してるわけだ。

    1は「わけ」を「理由」に言い換えられるので、名詞の「わけ」

    他は言い換えられないので、助動詞化した「わけ」

    よって、答えは1

    詳しくはp208~

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