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【過去問解説】平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題6【2016】インタビュー活動

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問1の解き方【ブレインストーミングを行う際の留意点】

ブレーンストーミングとは、参加者が自由に多くの意見を出しあうことによって、独創的なアイディアを引き出す集団思考法(スーパー大辞林3.0)。

選択肢1

吟味するよりも自由に多くの意見を出し合うことが大切です。

×

選択肢2

自由に多くの意見を出し合うために、特定の人に発話に偏らないようにして、多くの人が発言できるようにすることが大切です。

選択肢3

どんなアイディアが出たか忘れないようにメモしておいたほうがいいです。

×

選択肢4

ブレーンストーミングは自由に多くの意見を出し合うのが目的なので賛否の判断はここではしないほうがいいです。

×

よって答えは2

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問2の解き方【インタビューシートを使う方法】

相手にシートを見せるのは、うまく伝わらない時の最終手段に限るべきです。最初からシートを見せると会話の練習になりません。

よって答えは2

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問3の解き方【インタビューの練習でのアドバイス】

選択肢1

疑問文で「~ノダ」は使えます。

A:(鬼滅の刃のコミックを読んでいる人に対して)鬼滅の刃好きなんですか?

B:ええ。

A:私も好きなんです!

選択肢2

相づちにも丁寧体・普通体のスタイルによる使い分けがあります。

「ああ、そうか」ではなく「ああ、そうですか」と言うべきでした。

選択肢3

「~というのは」という形式で、相手の発話を引用すること。

Pの最後の発話「『源氏物語』は何ですか?」は「~というのは」という形式で、相手の発話を引用するべきでした。

『源氏物語』というのは何ですか?

選択肢4

相手の発話を指す文脈指示では、「これ」ではなく「それ」を使うこと。

Pの2つめの発話「これはどうしてですか?」ではなく、「それはどうしてですか?」と言うべきでした。

よって答えは1

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問4の解き方【学習者が評価のコメントを述べる時に留意させる点】

選択肢1

私のYouTubeにも悪い点を曖昧に指摘したコメントが来たことがありますが、曖昧だと何が悪いのか分からずどう改善すべきか分からず困ります。具体的に言うべきです。

選択肢2

すべて伝えると、覚えきれません。ポイントを絞るべきです。

選択肢3

その通りです。良くするための建設的な意見を述べるべきです。

選択肢4

具体的な方法を伝えてあげた方がいいです。具体的な方法が分からないと改善できません。

よって答えは3

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問5の解き方【インタビュー活動のねらい】

選択肢1

早く正確に書く力を身につけるには、インタビューではなくディクテーション(書き取り練習)をすべきです。

よって答えは1

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以下は日本語教師になる前に書いた解説です。

※他の解き方、考え方を知るのに役立つので、あえて残しています。

平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題6は【国内の大学進学予備教育で行った論証型レポート作成の授業】です。
平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題6は【中級の日本語クラスで行ったインタビュー活動】です。

問1 「ブレーンストーミング」を行う際の留意点です。
ブレーンストーミングとは、参加者が自由に多くの意見を出しあうことによって、独創的なアイディアを引き出す集団思考法(スーパー大辞林3.0)。

1,吟味する時間があったら、自由に多くの意見を出してください。

2,自由に多くの意見を出すために、特定の人の発話に偏らないようにして、多くの人が発言できるように留意すべきです。

3,メモすることで独創的なアイディアが生まれるかもしれませんので、話し合いの最中にも取ってよいのではないでしょうか。メモがないと忘れちゃうかもしれませんし。

4,一つのアイデアごとに、賛否の判断をしていたら、自由に多くの意見を出しあうことができません。

よって、正解は2です。

問2「インタビューシート」を実際のインタビューで使う方法に関する問題です。
2,相手にシートを見せて、答えやすい質問を選んでもらうのは、会話の練習にならないので不適当だと思います。
よって、正解は2です。

問3「インタビューの練習」に関して学習者Pにアドバイスする内容です。
1,詰問に聞こえるので、疑問文で「〜ノダ」は使えないこと
ノダ文といえば、
平成25年度日本語教育能力検定試験Ⅰの解説 問題1の(7)【「のだ」の用法】

にも出てきました。
学習者Pの最初の疑問文がノダ文になっています。
「一番好きな科目は何なんですか」←「何なのですか」←「何なのだ
確かに詰問に聞こえるので、ここでは使うべきではないと思います。
しかし疑問文で「〜ノダ」が使えないわけではありません。
例)え、行かないんですか? 食べないんですか? 

2,相づちにも、丁寧体・普通体のスタイルによる使い分けがあること
学習者Pは「ああ、そうか」と普通体で相づちしていますが、それ以外は丁寧体を使っているので違和感があります。

3,「〜というのは」という形式で、相手の発話を引用すること
「日本文学史です」
「日本文学史というのはどうしてですか」
「古典に興味があるからです。昔、英語で『源氏物語』を読みました」
「『源氏物語』というのは何ですか?」
後者の「というのは」に違和感はありませんが、前者の「というのは」は、くどく感じます。自分にとって不明確な事柄を引用するときに「というのは」を使うのでしょうか。どうでしょうか。
「離婚協議中というのは本当ですか?」とリポーターが芸能人にマイクを向けている様子が目に浮かびました。
「〜というのは」の使用を限定せずにアドバイスするのは不適当だと思います。

4,相手の発話を指す文脈指示では、「これ」ではなく「それ」を使うこと
学習者Pは「これはどうしてですか」と言っていますが「それはどうしてですか」と言うべきです。

以上より、正解は1か3と思料します。

問4 学習者が評価のコメントを述べるときに留意させる点に関する問題です。
3,建設的な意見が大事なので、正解は3と思料します。

問5 授業のねらいに関する問題です。
1,「早く正確に書く力を身につける」のが目的であれば、インタビューよりディクテーションがいいと思いますので、正解は1です。 

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