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日本語教師の給料を上げるたった1つの方法とは?

Ultraman + Mt. Fuji = JAPAN

1時間2万円の英会話講師

東京の法律事務所で働いていた時、事務所内で受けられる英会話のマンスーマンレッスンがありました。

「1時間2万円だけれど、事務所が1万5千円補助するから5千円でいいよ」

高い!

びっくりしましたが、我々はそれ以上の額をクライアントに請求していました。一年目の弁護士でもタイムチャージが2万数千円。

お客さんが儲けていたから渉外弁護士は高額のタイムチャージを請求でき、渉外弁護士が儲けていたから英会話講師も1時間2万円を請求できたわけです。

さて、日本語教師のお客さんは?

最近増えているというベトナム人、ネパール人の懐具合は?

↓調べてみました。

世界開発指標 – Google Public Data Explorer

かつては日本が1位だったこともある一人当たりの名目GDP。

2015年は26位です。 

マカオに抜かれ、シンガポールに抜かれ、香港に抜かれ、韓国との差もごく僅かになっているなんて知りませんでした。それでもベトナム、ネパールとは圧倒的な差があります。

日本語教師の給料を増やすには、お金持ちのお客さんを選ばなければいけません。アジア太平洋地域であれば、マカオ、香港、シンガポール、オーストラリア。

しかしこれらの国(地域)、あるいは欧米の先進国で、日本語を本気で学ぶ人はほとんどいません。日本語を使えるようになっても収入が増えないし将来性もないと思われているからです。英語や中国語を習ったほうが、日本語の何十倍もビジネスチャンスが広がるわけです。

一方、ベトナムやネパールのように、日本と比較してとても貧しい国であれば、相対的に収入が増えるので、日本語を学ぶ価値があります。

だから日本語を学ぶ人は、お金のない人ばっかり。

お客さんのお金がないのだから日本語教師の給料が増えるはずございません。

どうすればいいのだろうか。 

求む、織田信長あるいは坂本龍馬?

Japan as Number Oneと言われたころのような高度成長を取り戻せば、日本語によるビジネスが広がり、お金持ちの人も日本語を学ぶようになるのでしょう。

けれど、日本はすでに成熟国家です。成長期はとうに過ぎた中年国家です。人口はどんどん減り、経済力は落ちていきます。織田信長や坂本龍馬クラスの改革者でも、今の日本を変えられるとはとても思えません。

留学生30万人計画

唐突に自慢させて頂きますと、私は外国人にときどきモテます。バンコクのチュラロンコン大学でタイ語を学んでいたときも、同大のスペイン語教師からお手紙を頂戴し、互いの家を行き来する関係になりました。ある日、ふと私は訊ねました。

「日本語教師の給料ってすごく安いんだけど、スペイン語はどうなの?」

「安いけど大学からもらう給料と同じくらいの額を政府が援助してくれてる。ただ、国の財政厳しいからもうすぐなくなりそう」

なんだってー!

スペイン最高じゃないか。(後半は聞かなかったことに)

これしかない。

日本政府も留学30万人計画を実現するというのであれば、憲法第25条を思い出してください。

日本語教師に補助金ばらまいてください。

この熱い思いを国に伝えるにはどうすればいいか?

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「保育園落ちた日本死ね!」

ぐらいインパクトがあって、国民の感情を動かす言葉はないでしょうか?

「日本語教育能力検定試験落ちた日本国際教育支援協会死ね!」

関係ないし噛みそう。

2016/11/2 0:00:00

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