【過去問解説】令和元年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題6【2019】日本語教育における書くことの指導

R1試験Ⅰ
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問1の解き方

制限作文アプローチ

特定の文型や表現で書かせる。

書くことそのものよりその文型や表現の習得が目的。

オーディオ・リンガル・メソッドから考案。

例)昨日、何をしましたか。

「VてVて」を使って書いてください。

1.グアン・メソッドについては下の記事をどうぞ

2.オーディオ・リンガル・メソッド

 音声による教授法。文字を使わず、耳と口の訓練。

 アーミー・メソッドを一般的に改良。1960年代に大人気。だがそこから批判が高まる。多くの日本語学校が採用している。

 パターン・プラクティス(文型練習)が有名。

メリット

・文法を体系的に学習できる。

・反復による記憶促進と正確さの向上。

デメリット

・練習が単調で飽きる。

・実際のコミュニケーションにはあまり役立たない。

3.コミュニカティブ・アプローチ

 正確さよりもコミュニケーション能力重視。母語話者並みの発音やスピードは求めない。オーディオ・リンガルメソッドへの批判から生まれた。70年代初頭にヨーロッパから世界に広まる。 生教材を積極的に活用。現実のコミュニケーションと同じくインフォメーションギャップ(情報差)、チョイス(選択権)、フィードバック(反応)がある活動を行う。

メリット

・コミュニケーション能力が育つ。

・飽きにくい。

デメリット

・体系的な学習がしにくい。

・正確さが向上しないおそれ。

オーディオ・リンガル・メソッドの反対!

4.ナチュラル・アプローチ

 赤ちゃんのようにナチュラルに。聴解優先の教授法。まずは正しい言葉をたくさん聞く。新しい文法より多くの語彙。教師からのインプットの後、簡単な応答練習。発話を強制しない。間違いも直接訂正しない。ストレスのないリラックスした状況を保つ。

 スペイン語教師のテレルが提唱→クラッシェンが理論化(モニター・モデル)。

※ナチュラルメソッドではない。

メリット

・大量の理解可能なインプットを提供

・過度な緊張がない。

デメリット

・教師の発話量が増える。

・チャレンジングな発話練習がない。

よって、答えは2

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問2の解き方

似ている点を述べた後、異なる点を述べている。→比較・対称

前方照応は前を示す。

例)「昨日、一蘭食べた」「あの店、高いけどおいしいよね」

後方照応は後ろを示す。

例)わたしはこう言いました。

「Youtubeはじめます!」

よって、答えは2

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問3の解き方

プロセス・アプローチ

(プロセス・ライティング)推敲する過程を重視

よって、答えは3

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問4の解き方

1.N1はN2だ。→「ことだ」

主語と述語のねじれ

2.「にとって」→「として」

3.「ああいう」→「そういう」

指示詞の誤り

4.「によれば~ということだ・そうだ・らしい」

引用の呼応表現の誤り

よって、答えは4

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問5の解き方

1.ピア・レスポンス

2.ピア・サポート

(同じような立場の人からのサポート)

3.テキストを復元といえばディクトグロス

4.調査した結果をまとめるといえば

プロジェクトワーク。

よって、答えは1

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