【過去問解説】令和元年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題13【2019】コミュニケーション

R1試験Ⅰ
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問1の解き方

1.チョムスキーは言いました。

 人は生まれながらにして

 言語能力を持っていると。

言語能力:文を理解し、組み立てる能力

ハイムズは言いました。

  コミュニケーションには、

  言語能力だけでなく、

  コミュニケーション能力も必要であると。

  (コミュニカティブ・コンピテンス・伝達能力)

言語能力

:文を組み建てる能力

伝達(コミュニケーション)能力

:いつどこでだれにどんな文を使うか。

認知能力はテストで測定できる能力

例)IQ

非認知能力はテストで測定できない能力

例)EQ、忍耐力、自信、

★授業でどう使う?

 言語能力に注意が向きがちだが、コミュニケーションで大事なのはコミュニケーション能力。どうやって話しかけて、どうやって終わるか。流れで会話の練習をしたい。

1.テストで測れる能力

2.YES!

3.経済に関する文章なら経済の知識

4.語学の才能がある人

答えは2

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問2の解き方

2.ロシア人のヤコブソンさんは、対人コミュニケーションでの言葉の働きを6つにわけました

①情動的機能:気持ちを伝える

例)感嘆詞「うあ!」「ぎゃー」

②詩的機能:言葉そのもの

例)しりとり、しゃれ、早口言葉

③働きかけ機能:相手を動かす。

例)「とってください」「まって」

④交話的機能:関係性構築

例)あいさつ、あいづち「ですねー」

⑤指示的機能:言葉を使って描写

例)あの赤い建物

⑥メタ言語的機能:言葉を説明

例)「危険」は「危ない」という意味。

3.独り言は対人コミュニケーションではない。

答えは3

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問3の解き方

3.

ブラウンさんとユールさんは言いました。

会話には

交渉会話と交流会話がある!

交渉会話とは

 お店での会話のように情報のやりとりを通して具体的な物事の処理を行う。会話以外に目的。

例)「これ、いくらですか」「100円です」

交流会話とは

 人間関係の維持に重点があり、話す内容より話すこと自体が大事。

会話自体が目的。

例)日常の雑談

「今日は天気がいいですね」「そうですね」

1.交流会話

2.食事に誘う交渉会話

3.交流会話

4.交流会話

答えは2

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問4の解き方

4.スピーチレベルシフトとは、

 同じ場面で同じ人が話し方をカジュアルから丁寧にしたり、丁寧からカジュアルにしたりすること。

スピーチレベルシフトの効果

①普通体→丁寧体

よそよそしさや怒りを表す。

距離を感じるので。

例)「昨晩何してたの?」「仕事」「ほんとですか?」「え…」

②丁寧体→普通体

・強い共感を示す。

「好きな動物は何ですか」「猫です」「私も!」

・堅苦しさを和らげる。

・自分に向けた発話であることを示す。

1.普通体→丁寧体

2.丁寧体→普通体

3.丁寧体→普通体

4.丁寧体→普通体

答えは1

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問5の解き方

5.フィラーとは

「えっと」「あのー」など発話の間に挟む言葉。

①日本語では会話の切り出しによく使う(英語ではexcuse me)

②次の発話までの時間を確保

③聞き手の注意を喚起

1.婉曲的に表現する機能はない。

2.プロミネンス

3.フィラー

4.あいづち

答えは3

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