【過去問解説】平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題1(11)

H27試験Ⅰ
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⑾【「なら」の用法】 
1,3,4,5の「なら」は、文の表面にはない情報を暗示しているので、取り立て助詞の「なら」です。
1,多くは話せない。
3,ほかの店は置いてない。
4,他の料理は作れない。
5,早くは歩けない。
2の「なら」は「聞き手の発言を受ける用法」(初級を教える人のための日本語文法ハンドブック225頁)です。「「なら」は相手が述べたり質問したりしたことの中から主題を受け取って、それについて話を展開させる場合に用いることができます。このような「なら」は主題の受取りの「なら」と呼ばれることがあります」(中上級を教える人のための日本語文法ハンドブック336頁)。
よって、正解は2です。
なお、取り立て助詞については、平成24年度日本語教育能力検定試験Ⅰの解説 問題3のEを参照。

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