JLPT問題の解説動画と教え方
意味が複数ある場合の注意点
中学英語
“make”を習った時
「作る」で習ったと思います。
ですが
英和辞書を調べればわかるとおり、makeにはたくさんの意味がある。
このたくさんの意味を最初に全部提示してしまうとパンクしてしまいます。
日本語学習も同じです。
意味がたくさんあるから全て伝えたい
新人日本語教師の私は張り切って失敗しました。
全部教えようとするのではなく
大切なものに絞った方がいいです。
「によって」だと「場合(depends on)」の意味が大切です(問題①)
他には受身の動作主(問題③)
原因・手段・根拠などの用法は格助詞「で」で代用できるので
問題や読み物で登場したときに意味を確認すれば良いかと。
「によって」の使い方が分かるようになるJLPT文法問題
①この魚は地方によって名前が( )。
1異なる 2同じだ 3似ている
1異なる
「Nによって〜」:「Nが変われば〜も変わる」depends on N
②強風( )電車が止まりました。
1にしては 2をめぐって 3に対して 4によって
4によって
「Nによって」:原因(cause)の「で」
③AI( )人の仕事がとられています。
1にとって 2にわたって 3をもとにして 4によって
4によって
「によって」+受身形(passive form)のとき、「Nによって」はNがアクションする人(by)
④九州南部から四国地方( )、台風が上陸するおそれがあります。
1にとって 2にかけて 3にもとづいて 4によって
2にかけて
⑤今朝の事件( )、警察から発表がありました。
1について 2にそって 3によって 4を通じて
1について