【過去問解説】平成24年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題13

H24試験Ⅰ
LINE友だち募集中!
はまをフォローする

日本語教育能力検定試験Ⅰの問題13は【常用漢字表】です。

問1
漢字は表意文字なので字だけで意味が分かります。
よって、正解は1です。

問2
複数の漢字変換候補から適切な漢字を選択する行為も、漢字習得に寄与します。
よって、正解は2です。

問3 常用漢字表の改訂基準に関する問題です。
改定常用漢字表の文化審議会答申(以下、答申といいます)の11頁に答えがあります。
1, 出題頻度が高くても固有名詞(人名・地名)を中心に使用するものは入れない。
2, 出現頻度が高く、造語力のある漢字を入れる。
3, 地名の漢字はいずれも公共性が高いので、固有名詞の例外として採用するわけではない。都道府県名及びそれに準じる字を固有名詞の例外として入れる
4,漢字仮名交じり文は読み取りの効率性を高めるため、出現頻度がそれほど高くなくても漢字で表記したほうが分かりやすい字(謙遜の「遜」など)は入れる。
よって、正解は4です。

問4 改定常用漢字表の固有名詞の扱い方に関する問題です。答申に答えがあります。
1,人名も固有名詞なので常用漢字表に入れないのが原則です。
2,その通りです(答申11頁)。
3,固有名詞を改定常用漢字表に入れない理由の一つが、固有名詞の字体の多様性ですが(答申6頁,8頁)、字体、音訓が一通りしかないものだけ改定常用漢字表に含めるとは言っていません。
4,すべて外すわけではありません。上記の通り、 都道府県名など一部の例外があります。
よって、正解は2です。

問5 
従来の1945字から2136字になりました。
よって、正解は3です。

タイトルとURLをコピーしました