【過去問解説】平成25年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題12

H25試験Ⅰ
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平成25年度日本語教育能力検定試験Ⅰの問題12は【生活者としての外国人】です。

問1
法務省のウェブサイトによると、 

○在留外国人数
223万2,189人。

○国籍別
(1)中国 665,847人 (構成比29.8%) (+ 1.7%)
(2)韓国 457,772人 (構成比20.5%) (- 1.7%)
(3)フィリピン 229,595人 (構成比10.3%) (+ 5.5%) 
(4)ブ ラ ジル 173,437人 (構成比 7.8%) (- 1.1%) 
(5)ベ ト ナム 146,956人 (構成比 6.6%) (+47.2%)

○在留資格
(1)永住者 700,500人 (構成比31.4%) (+ 3.5%) 
(2)特別永住者 348,626人 (構成比15.6%) (- 2.7%)
(3)留学 246,679人 (構成比11.1%) (+15.0%) 
(4)技能実習 192,655人 (構成比 8.6%) (+14.9%) 
(5)定住者 161,532人 (構成比 7.2%) (+ 1.2%)

○都道府県別
(1) 東京都 430,658人 (構成比 20.3%) (+ 5.8%) 
(2) 大阪府 204,347人 (構成比 9.6%) (+ 0.2%) 
(3) 愛知県 200,673人 (構成比 9.5%) (+ 1.4%)
(4) 神奈川県 171,258人 (構成比 8.1%) (+ 3.4%)
(5) 埼玉県 130,092人 (構成比 6.1%) (+ 5.5%)

よって、正解は3です。


なお、平成23年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題15の問1では、「外国人登録者数」と「最も多い国籍(出身地)」「最も多い在留資格(在留目的)」の組み合わせが出題されています。

問2 「生活者としての外国人」に対する日本語教育の標準的なカリキュラム案が目指していることを選ぶ問題です。
地域における「生活者としての外国人」像に一番近い選択肢を選びます。
1,地域社会の一員としての活動は「生活者としての」という言葉に馴染みます。
2,日本人と同等はやり過ぎ(難しすぎ)だと思います。
3,文法的知識を体系的に学ぶことは、「生活者としての」という言葉に馴染みません。
4,来日直後という限定は「生活者としての」という言葉に馴染みません。
よって、正解は1です。
詳しくは、文化庁のウェブサイトをご参照ください。

問3 生活上不可欠と考えられる行為を選ぶ問題です。
3,家族を介護することは人によるので、だれにとっても生活上不可欠なわけではありません。
よって、正解は3です。

問4
1,社会・文化的情報を強調するのは押し付けになってしまう恐れがあります。
2,押し付けにならないような配慮が必要なのはそのとおりだと思います。
3,人によるので、指導を省いて進めるとよいと決めつけてはいけません。
4,網羅的に情報を提供したら、膨大すぎて困ります。
よって、正解は2です。

問5
2,文字や発音、文法指導も生活上の課題解決に必要な場合があります。

よって、正解は2です。

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