令和3年度日本語教育能力検定試験問題1(7)【時間の直示】の正答率
令和3年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題1(7)の正解率は81%でした。
令和3年度日本語教育能力検定試験問題1(7)【時間の直示】の解き方
直示(ダイクシス)については下の記事をどうぞ。
直時(ダイクシス)ときたら、①会話を作る②言葉の意味がどこ来ているのか検討します。
言葉の意味が会話場面から→ダイクシス
1 一昨日
①(2022年1月15日の会話)「一昨日(おととい)、東京に行ったよ」「へえ」
②この会話で「一昨日」とは、「2022年1月15日の」「一昨日」を指します。
「2022年1月15日」は会話場面。意味が会話場面から来ているので「一昨日」はダイクシスです。
2 翌日
①(2022年1月15日の会話)「花火大会の翌日、東京に行ったよ」「へえ」
②この会話で「翌日」とは、「花火大会の」「次の日」を指します。
「花火大会」は会話場面ではありません。意味が会話場面と関係ないので「翌日」はダイクシスではありません。
3 明後日
①(2022年1月15日の会話)「明後日(あさって)、東京に行くんだ」「へえ」
②この会話で「明後日」とは、「2022年1月15日の」「明後日」です。
「2022年1月15日」は会話場面。意味が会話場面から来ているので「明後日」はダイクシスです。
4 去年
①(2022年1月15日の会話)「去年、東京に行ったんだ」「へえ」
②この会話で「去年」とは、「2022年1月15日の」「去年」です。
「2022年1月15日」は会話場面。意味が会話場面から来ているので「去年」はダイクシスです。
5 来年
①(2022年1月15日の会話)「来年、東京行くんだ」「へえ」
②この会話で「来年」とは、「2022年1月15日の」「来年」です。
「2022年1月15日」は会話場面。意味が会話場面から来ているので「来年」はダイクシスです。
よって、答えは2