【保存版】日本語の特殊拍とは?撥音・促音・長音を徹底解説【日本語教育・音声学】特殊拍とは【撥音・促音・長音】

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日本語の「特殊拍」とは何か

「特殊拍(とくしゅはく)」とは、日本語のリズムを構成する**モーラ(拍)**の中でも、特別な振る舞いをする音の単位を指します。
この概念は、俳句の五・七・五のリズムや、日本語教育・音声学の基礎として非常に重要です。

この記事では、日本語の特殊拍について、初学者にもわかりやすく、例を交えて解説します。


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特殊拍の種類は3つだけ!【一覧表】

種類読み方役割
撥音さんぽ「ん」鼻音で1拍を表す
促音がっこう「っ」無音の詰まりで1拍
長音ケーキ、おばあさん「ー」または「あ・う」母音を伸ばして1拍を作る

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1. 撥音「ん」:鼻音も1拍と数える

撥音とは、語中や語末に現れる「ん」の音で、鼻から息を抜くように発音されます。

✅ 例:

  • さんぽ(さ・ん・ぽ)→ 3拍
  • ほん(ほ・ん)→ 2拍

撥音は子音でも母音でもなく、**独立したモーラ(拍)**として数えられます。


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2. 促音「っ」:小さい「つ」も1拍

促音は、小さい「っ」で表記されるもので、直後の子音を一瞬止めてから強く発音します。

✅ 例:

  • がっこう(が・っ・こ・う)→ 4拍
  • きって(き・っ・て)→ 3拍

無音に聞こえる部分ですが、日本語のリズムでは1拍としてカウントされます。


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3. 長音「ー」:音を伸ばしても1拍

長音とは、同じ母音を続けて長く発音する音のことで、カタカナ語では「ー」で、ひらがな語では「あ・い・う・え・お」などで表されます。

✅ 例:

  • ケーキ(け・ー・き)→ 3拍
  • おばあさん(お・ば・あ・さ・ん)→ 5拍

長く発音しても、1拍として数えるのがポイントです。


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特殊拍の重要性:なぜ学ぶ必要があるのか?

① 俳句・短歌などの日本文化理解に役立つ

リズムの基本は「拍数」。特殊拍を数え間違えると、五・七・五のリズムが崩れてしまいます。

② 日本語教育で重要な音の単位

外国人学習者にとって「つ」や「ん」「ー」は発音や聞き取りが難しく、モーラ単位で教えることが効果的です。

③ 誤用や誤記防止に

「がっこう」を「がこう」と誤って書くなど、促音や撥音を正しく理解していないと誤りやすくなります。


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まとめ:特殊拍は日本語のリズムのカギ!

  • 特殊拍は「ん(撥音)」「っ(促音)」「ー(長音)」の3つ
  • それぞれ、1拍(モーラ)としてカウントされる
  • 日本語の詩・音声学・外国語教育において不可欠な知識

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よくある質問(FAQ)

Q. 「しゃんぷー」は何拍ですか?

→「しゃ・ん・ぷ・ー」で 4拍です。「しゃ」は1拍です。

Q. 「東京」は何拍ですか?

→「と・う・きょ・う」で 4拍です。長音も1拍です。

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