【過去問解説】平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題10

H27試験Ⅰ

平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅰの問題10は【第二言語発達】です。

問1 
処理可能性理論(Processability Theory) では、語、句、文と言語単位の小さなものから順に自動化処理が発達するとしています。
よって、正解は4です。

問2
言語適性には、「音声認識力」「言語分析力」「記憶力」という三つの側面があります。
2,言葉の使用例から規則性を抽出する能力は、言語分析力です。
よって、正解は2です。 

問3 ビリーフに関する記述として不適当なものを選ぶ問題です。
1,好きなことと得意なことは異なる場合があるように、ビリーフ(信条)に沿った方法で学んだからといって、効率よく学べるとは限りません。なお、学習者のビリーフ(信条)によって学習効果に差は出ます。
よって、正解は1です。
なお、平成23年度日本語教育能力検定試験Ⅰ 問題5の選択肢2がとても似ていますので比較してみると面白いです。予備校の解答速報では、本問の答えは、1か4で割れたらしいですが、平成23年度では選択肢2が不適当である(と公式が発表している)ことを知っていれば、本問でも選択肢1が不適当だと自信を持っていえたのではないでしょうか。やはり過去問は大事ですね。

問4
適正処遇交互作用とは、学習者の適性と処遇(教師の指導法)が互いに影響を与え、学習効果に差が出ることです。
よって、正解は3です。

問5
学習ストラテジー平成24年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題10で出題されています。
補償ストラテジーとは、言語知識の不足を補うためのストラテジーです。
1,目標言語を話すために友達を作るのは、社会的ストラテジーです。
2,知らない語の意味を文脈から推測するのは、補償ストラテジーです。
3,音楽を使ってリラックスするのは、情意ストラテジーです。
4,目標言語を母語と対照して分析するのは、認知ストラテジーです。
よって、正解は2です。

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