【過去問解説】平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題9

H27試験Ⅰ
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平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅰの問題9は【第二言語習得と情報処理】です。

平成24年度日本語教育能力検定試験Ⅰの問題9では【第二言語習得と記憶能力】が問われています。

問1
1,
アイコニック・メモリー(視覚情報の感覚記憶)の持続時間は約1秒以内。
エコイック・メモリー(聴覚情報の感覚記憶)の持続時間は約5秒。

2,パーティー会場など多くの人が話している場所でも会話できる(カクテルパーティー効果)ように、他の言語情報が一緒に聞こえる状態でも、聞きたい人の話が理解困難にはなりません。選択的注意が働くからです。

3,私の経験では、リスト順に単語を覚えると、最初の語は中間部の語よりも記憶に保持されやすいです。

4,視覚提示の場合、十分な時間が与えられれば語より絵のほうが記憶されやすいそうです。

よって、正解は4です。

問2 バンパタンが主張する第二言語の学習者のインプットの処理の仕方の傾向に関する記述として適当なものを選ぶ問題です。
3,例えば英語について考えてみると、機能語より内容語を優先的に処理しています。
よって、正解は3です。

問3
2,集中的に繰り返すよりも、時間を置いて練習したほうが記憶されやすいのではないでしょうか。
よって、正解は2です。

問4
1,複数の課題を同時に行うと、ワーキングメモリの処理効率が低下します。
よって、正解は1です。

問5
外国語副作用とは、熟達していない外国語で話しているときに思考力が落ちることです。
よって、正解は3です。 

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