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(11)の解き方
1.のだ
会話では「んだ」
例)あ、ここにいたんだ!
発見
例)あ、ここにいたんだ!
「ここにいた」→客観
「んだ」→主観
(知らなかったという気持ち)
2.もう
副詞
動詞や形容詞をより詳しく
副詞の例
食べた→もう食べた
食べた→ゆっくり食べた食べた→たぶん食べた
副詞はいつも同じ形
活用しない
動詞は活用する
例)食べる、食べない、食べて
3.より
格助詞
名詞と述語の関係を示す
猫が食べる
猫:「食べる」の主語
チーズを食べる
チーズ:「食べる」の目的語
犬は猫より食べる。
猫:「犬は食べる」の比較の基準
答えは3
4.こと
形式名詞
意味がない名詞
実質名詞:意味ある
これはネコです〇
形式名詞:意味ない
これはことです×
私の趣味は(名詞)です。
私の趣味は猫です。
私の趣味は猫カフェに行くことです。
よって、答えは3
(12)の解き方
1.並列助詞
黒猫と白猫
黒猫か白猫
黒猫や白猫
2.終助詞
A:あなたは猫ですか。
B:そうですよ。
3.格助詞
猫が食べる。
チーズを食べる。
4.取り立て助詞
私も猫です。
→他にも猫がいることは書いていないが、「も」でわかる。
取り立て助詞
書いてない情報がわかる。
よって、答えは4
(13)の解き方
「も」
私も猫です。
あなたも猫です。
「私」と「あなた」
同じように並んでいる
→並立
2.共起
取り立て助詞の用法ではない共に起きるからよく会う人
通勤電車の同じ車両にいつもいる人
朝起きる時間、同じなのかな?
同じ車両=文
「しとしと」さんは「雨」さんをよく見るが
「雪」さんは見ない。
3.類似
取り立て助詞の用法ではない
4.対比
「は」
普通の猫はシャンプーが嫌いだが、うちの猫はシャンプーが好きだ。
よって、答えは1
(14)の解き方
「も」には
意外さを表す用法もある
例)猫を馬鹿にされたので
普段怒らない私も怒った。
『初球を教える人のための日本語文法ハンドブック』p245
1.「早くも」「来年にも」
「早い」「来年に」
直前の要素
びっくり
2.「日本でも」「海外でも」
「日本で」「海外で」
直前の要素
並立
3.「来ても」「来なくても」
「来る」「来ない」
直前の要素
並立
4.「薬も飲んだ」
→薬を取り立てている?
頭も飲んだ?
お酒も飲んだ?
「頭」ではなく「頭、冷やした」
「薬」ではなく「薬、飲んだ」
を取り立てている
命題とは文の客観的な部分
「頭、冷やした」と「薬、飲んだ」が並立
よって、答えは4
(15)の解き方
1.たとえ
例)たとえ私が犬でも、
この缶詰は食べませんよ。
→共起する
2.「数量詞+も」
例)子どもが10匹も生まれた。
→多いという気持ち
3.さえ
例)犬さえ食べない。
→犬は何でも食べるのに食べない
意外性
4.まで
「こどもまで」→大人はもちろん
子ども→大人
連続性がある
よって、答えは2