【過去問解説】令和元年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題3D【モダリティ】2019

R1試験Ⅰ
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(16)の解き方

文は

客観と

主観

例)あれは猫に違いない。

客観 主観

例)あれは猫に違いない。

客観 主観

命題 モダリティ

①認識的モダリティ

(エピステミックモダリティ)

②拘束的モダリティ

(デオンティックモダリティ)

①認識的モダリティは

真偽を判断するモダリティ

①真偽を判断するモダリティ

例)

たぶん彼は猫が好きだろう。

彼は猫が好きにちがいない。

彼は猫が好きなはずだ。

彼は猫が好きかもしれない。

②拘束的モダリティは

義務や許可を表す

②義務や許可を表すモダリティ

例)

手を洗わなくてはけない。

猫をだっこしてもいいです。

1.べきだ:拘束

2.のだ:拘束からの免除

3.なさい:拘束

4.まい:真偽

よって、答えは4

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(17)の解き方

「にちがいない」直観

「はずだ」論理

直観

〇彼に初めて会った時、

猫好きにちがいないと思った。

?彼に初めて会った時、

猫好きのはずだと思った。

論理

「彼は獣医なんだって」

〇「あー、どうりで動物に詳しいはずだね。

「彼は獣医なんだって」

?「あー、どうりで動物に詳しいに違いないね」

よって、答えは2

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(18)の解き方

述部の認識的モダリティに対して働く副詞

陳述副詞

副詞は、動詞や形容詞を詳しく説明

①情態副詞

動作を詳しく説明

例)ゆっくり食べる

②程度副詞

程度を表す(どのぐらい?)

例)めったに食べない

③陳述副詞

話し手の気持ちを表す例)まさか、行かないよね。

1.めったに:程度

2.どうやら:陳述

3.まさか:陳述

4.きっと:陳述

よって、答えは1

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(19)の解き方

各選択肢の例外を具体的に考えます。

拘束的モダリティの例として(20)に表がありますのでこれを使います。

「なくていい」「ほうがいい」「てもいい」「なくてはいけない」

選択肢1「話し手自身の行為の意向を表せない」

→話し手自身の行為の意向を表す文を作ります。

例)そろそろ行かなくてはいけない

話し手自身の意向を表すことができたため選択肢1は×

選択肢2「ル形とタ形のテンス対立を持たない」

そもそも「ル形とタ形のテンス対立」とは?

→「食べ」「食べ」のように現在も過去も使えるということ

どちらも使えるモダリティの例)「食べるにちがいない」「食べたに違いにない

→「ちがいない」は「ル形とタ形のテンス対立」を持つといえる。

拘束的モダリティはどうか?

ル形:食べるなくてはいけない×

タ形:食べたなくてはいけない×

食べなくてはいけない〇

※「~するほうがいい」「~したほうがいい」だとル形とタ形どちらも入るのでは?

という質問を頂きましたが、上の表現はどちらもこれからの行動(未来)を拘束しています。タ形ですが過去ではありません。なので、テンスの対立を持たないと言えます。

選択肢3「述語構造において、認識的モダリティに後続する」とは?

→「認識的モダリティ(はずだ)」の後に「拘束的モダリティ(てもいい)」くるということ。

・このケーキは食べてはずだてもいい×

・このケーキは食べてもいいはずだ

拘束的モダリティは後ろにくるのではなく前にきます。

拘束的モダリティ②認識的モダリティの順です。

選択肢4「二人称でなければならない」

→一人称の例を考えます。

例)私はそろそろ行かなくては(いけない)。

一人称も可

よって、答えは2

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(20)の解き方

なくていい:許可 勉強しなくていい

てもいい:許可 勉強してもいい

なくてはいけない:必要 勉強しなくてはいけない

ほうがいい:必要 勉強した方がいい

よって、答えは4

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