【過去問解説】令和3年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題5【2021】授業の振り返り

R3試験Ⅲ
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問1の正答率

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問1の解き方【場面・学習項目の導入を会話文で行う際の留意点】

選択肢1

イラストなどの視覚情報を与えた方が場面をイメージしやすいです。

選択肢2

読み上げる速度や声色を変えると導入する文型が聞き取りやすくなります。

選択肢3

1回だけだと聞き取れない人もいるので、複数回聞かせたほうがいいです。

選択肢4

新出文型以外にも未修の項目がたくさんあると進出文型に集中できなくなるので、新出文型以外は既習の項目で構成された会話文を聞かせ、導入する文型の意味・用法が類推できるようにします。

よって、答えは4

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問2の正答率

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問2の解き方【変換練習】

「応答練習」「変換練習」「拡張練習」「代入練習」の違いについては下の記事をどうぞ。

見分ける練習問題もありますので、不安な人はチャレンジして見てください。

「休みます」を「休ませます」と言わせるような練習は「変換練習」です。

よって、答えは2

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問3の正答率

解答速報では

千駄ヶ谷さんが選択肢1

アルファ国際学院さん、ヒューマンさん、アルクさんが選択肢4

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問3の解き方【使役表現が難しい理由】

選択肢1

使役文には、能動的使役文、受容的使役文、原因的使役文、他動的使役文、有責的使役文があります(詳しくは現代日本語文法②p261参照)。

主語が非情物の場合は、通常、原因的使役文になるという制約があります。

・この本が彼女に子どものころを思い出させた。

選択肢2

・ビッグボスは子分に彼を殴らせた。

人が色々いるので行為者と被行為者の関係が把握しにくいです。

選択肢3

自動詞の場合は、動作の主体は「を」で表すことが多いです。

・先生は学生帰らせた。

他動詞の場合は、動作の主体は「に」で表します。

・先生は学生本を読ませた。

詳しくは現代日本語文法②p260~をどうぞ。

選択肢4

使役文と形や意味、用法がよく似ているのは「自動詞」ではなく「他動詞」です。

・先生は学生に動画を見せた(他動詞「見せる」)

・先生は学生に動画を見させた(他動詞「見る」の使役形「見させた」)

・私は娘に着物を着せた(他動詞「着せる」)

・私は娘に着物を着させた(他動詞「着る」の使役形「着させる」)

詳しくは現代日本語文法②p273~をどうぞ。

よって、答えは4

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問4の正答率

解答速報では

アルファ国際学院さんが選択肢4

ヒューマンアカデミーさん、アルクさん、千駄ヶ谷さんが選択肢3

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問4の解き方【インプット理解に重点を置いた活動】

インプットとは自分に情報を入れること。聞く。読む。

アウトプットとは自分から情報を出すこと。話す。書く。

インプット理解に重点を置いた活動を言い換えると

聞く・読むの理解に重点を置いた活動と言えます。

2つのポイントに分けて考えると分かりやすいです。

①「聞く」「読む」の活動をしているか。

②「聞く」「読む」の理解を確認するような活動になっているか。

選択肢1

文を読んで理解しないと、その文の意味に合う絵を選べないので、読むの理解に重点を置いた活動と言えます。

選択肢2

会話を読んで理解しないと、内容に関するクイズに〇×で答えられないので、読むの理解に重点を置いた活動と言えます。

選択肢3

ディクテーションは聞いたものをそのまま書くので、聞いたことを理解していなくてもできます。

選択肢4

尋ねられたことを理解していないと、「はい」「いいえ」で答えられないので、聞くの理解に重点を置いた活動といえます。

よって、答えは3

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問5の正答率

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問5の解き方【授業内での媒介語の使い方】

媒介語とは、外国語を学習するときに学習者が理解できる別の語を使って説明するときの別の語のこと。

例えば、日本語を学習している中国人に中国語で日本語を説明するときは中国語が媒介語になります。

日本国内の日本語学校の多くは、日本語を使って日本語を教えています(直接法)。

ですが、難しい文法の説明など抽象的な概念の説明には媒介語を使うと理解してもらいやすいです。

選択肢1

「社会的・文化的背景」は抽象的で難しいので、媒介語で説明すると理解が深まります。

選択肢2

「定型的な指示」は分かりやすいので媒介語を使わなくてもいいです。

選択肢3

少数派への配慮が足りません。

選択肢4

学習者が頑張って日本語を使って発話している最中に、教師が媒介語でヒントを与えるのはアホです。なるべく日本語を使ってもらえるように日本語でヒントを与えましょう。

よって、答えは1

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