【過去問解説】令和3年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題11【2021】

R3試験Ⅲ
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問1の正答率

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プロセス・アプローチとは?

プロセス・アプローチとは、文章を書くプロセス(過程)を重視して、下書きと推敲を繰り返して思考を深める書き方です。

プロセス・アプローチの特徴は以下の通りです。

・計画・創作・書き直しの全てを学習としてとらえ、下書きと推敲を繰り返して書く(平成25年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題4問5)

・推敲を繰り返し、思考を創造的に深めながら意見などを書く(令和元年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題6問3)

ライティングプロセスを考慮した指導の方法

・関心のあるトピックに絞り、十分時間をかけて何度も書き直させるとよい(平成29年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題10問4)

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問1の解き方【プロセスアプローチ】

フラワーさんとヘイズさんは平成29年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題10でも登場しているので見ておいてください。

選択肢1

既習の語や文型を正確に使いこなせるよう指導するのは、書かれたものを重視するプロダクト・アプローチにおける教師の役割です。詳しくは下の参考文献を見てください。

選択肢2

文章の論理構造の型を習得できるように支援するのは新旧レトリックアプローチにおける教師の役割です。新旧レトリックアプローチは平成29年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題10問1で出題されました。

選択肢3

何を書くか考える、下書きする、推敲するという各活動で思考を深められるよう支援するのはプロセス・アプローチにおける教師の役割です。

選択肢4

ジャンルに沿った文体を適切に用いるよう指導するのは学術英語アプローチにおける教師の役割です。

よって、答えは3

プロセス・アプローチが登場した日本語教育能力検定試験の過去問

令和元年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題6問3【プロセス・アプローチの説明】

平成29年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題10問1選択肢4【プロセス・アプローチ(The Process Approach)】問4【ライティング・プロセスを考慮した指導の方法】

平成25年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題4問5【プロセス・ライティングの説明】

フラワーとヘイズのプロセス・アプローチに関する参考文献

認知心理学の成果を援用したライティング指導

第二言語教育でのピア・レスポンス研究

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問2の正答率

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問2の解き方【メタ認知ストラテジー】

メタ認知ストラテジーについては下の記事をどうぞ

選択肢1

文章の前後のつながりや構成のよしあしを教師に相談するのは、社会的ストラテジーです。

選択肢2

作文に重要な項目を把握するために、モデル分を分析するのは、認知ストラテジーです。

選択肢3

意図した内容と言語表現にずれがないか自分でチェックするのは、メタ認知ストラテジーです。

選択肢4

伝えたいことを表す語が分からないとき、既習語で言い換えるのは、コミュニケーション・ストラテジーです。

よって、答えは3

メタ認知ストラテジーが登場した日本語教育能力検定試験の過去問

平成26年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題11問3【メタ認知ストラテジーの例】→発話時のエラーで意思疎通に支障を与えるものを見定めて、その原因を考え、なくすようにした。

平成25年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題11問4選択肢3【メタ認知ストラテジー】

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問3の正答率

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問3の解き方【熟達した書き手】

熟達した書き手と未熟な書き手の違い

・未熟な書き手は、表記や文法の正確さなどの形式面に注意を向ける傾向が強い。

・未熟な書き手は、一手続きの内容が終わるたびに書くのをやめ、考えを練る。

・熟達した書き手は、豊かな内容を目指し継続的・複線的に文章産出を進める。

以上、平成29年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題10問3より

熟達した書き手は推敲の段階でダメだと思えばまた執筆からやり直します。

ラーメンの達人が気に入らないスープは何度でも作り直すイメージです。

よって、答えは1

熟達した書き手と未熟な書き手が登場した日本語教育能力検定試験の過去問

平成29年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題10問3【熟達した書き手と未熟な書き手の違い】

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問4の正答率

解答速報では

千駄ヶ谷さんが選択肢4

アルファ国際学院さん、ヒューマンアカデミーさん、アルクさんが選択肢2

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問4の解き方【事態描写における視点の置き方】

各選択肢を直してみて、視点に関する誤りか検討します。

1 先生は日本語で推薦書を書いていいです。

→「ていい」は許可。

お願いの「ていただけませんか」にすべき。

2 昨日、母が私に電話して嬉しかったです。

母視点ではなく、私視点で述べるべき。

→母から電話がきて嬉しかったです。

自分の立場から描写するのが日本語の特徴です。

例えば、英語で I’m coming.というような場面

日本では「今、私、来るよ」ではなく「今、行くよ」と言います。

3 リンさんは大学に合格しておめでとう。

場面がわかりませんが、リンさんに対して言うのであれば

「リンさん! 大学合格! おめでとう!」

4 歩きすぎたので、(私は)足が痛いです。

主体を「私の足」ではなく「私」にすべき。

よって、答えは2

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問5の正答率

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問5の解き方【ルーブリック】

ルーブリックについては下の記事をどうぞ。

ルーブリックとは、いくつかの評価観点とその到達度が記述された表で、学習成果が把握できるものです。

よって、答えは4

ルーブリックが登場した日本語教育能力検定試験の過去問

令和元年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題7問2【ルーブリックに関する記述】

平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題7問1【ルーブリックの説明】

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