【過去問解説】平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題7【2016】

H28試験Ⅲ

平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題7は【初級後半クラスの「私の故郷紹介」をテーマとするスピーチ】です。です。
平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題7は【ある地方自治体が実施した中上級の「日本語集中講座」】です。

問1「ルーブリック」に関する問題です。
文部科学省の大学教育部会配布資料によると、
ルーブリックとは、「目標に準拠した評価」のための「基準」つくりの方法論であり、学生が何を学習するのかを示す評価規準と学生が学習到達しているレベルを示す具体的な評価基準をマトリクス形式で示す評価指標です。

よって、正解は4です。

問2 意見交換を行うにあたり、聞き手側にとって有用な表現やストラテジーに関する問題です。
平成26年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題12は【文化による会話スタイルの違い】の問3で「聞き手行動」に含まれないものを選ぶ問題がありました。
そのときの四択は
1,明確化要求
2,割り込み
3,ターンの保持
4,オーバーラップ
でした。
今年は「聞き手行動」ではなく、「聞き手ストラテジー」なので、
選択肢も異なっています。
1,聞き返し
2,繰り返し
3,同意要求
4,相づち
ですが、いずれの選択肢も見ただけで意味が推測でき、3の同意要求(女子高生の会話)だけ、聞き手側の行動ではないとわかります。
同意要求の例)「これかわいくない?」「かわいー」「あいつマジキモくない?」「キモイー」
という理解をしているのですが、どうでしょうか。
女子高生じゃない同意要求の例)「猫って世界一美しい生き物ですよね」「そうですね」
よって、正解は3です。

問3
パーセントがあるので割合は必要です。
項目が複数あるので順位は必要です。
中学生と高校生があるので比較は必要です。
単年度なので推移は不要です。
よって、正解は1です。

問4 ディスカッションのはじめに、受講者に提示する留意点。
この授業の目的は、「自分の考えをまとまった長さで話すこと」「適切な表現を使って意見を伝え合うこと」ができる日本語力をつけることです。
大事なのは過程であり、一つの解決策に行き着くまで話し合う必要はありません。
よって、正解は2です。

問5
1,この授業の目標は、「ALT(外国語指導助手)として勤務するうえで」「職員室などで、場面や相手に応じた適切な表現をつかって意見を伝え合うことができる」「日本語力をつける」です。
全てを単文にしたら小学生のような文章になってしまい、「場面や相手に応じた適切な表現」とはいえないでしょう。

2,具体例は大事です。

3,職員会議はディベートではありません。

4,職員会議は仕事場です。同僚です。「場面や相手に応じた適切な表現」にしましょう。

よって、2が正解です。 

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