【過去問解説】平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題4【2016】

H28試験Ⅲ

平成27年度日本語教育能力検定試験の問題4は【談話】です。
平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題4は【どのように言うか】です。 

問1昔のハ行の発音に関する問題です。
日本語教育能力検定試験に合格するための音声23にハ行の歴史について詳しい説明がありました。楽に発声しようと唇が緩んでいったのだとか。
現代日本語のハ行音はかつては両唇破裂音であったと推定されるので、正解は1です。 
 (日本語教育能力検定試験に合格するためのシリーズ)

問2 ハ行転呼に関する問題です。
アルク『日本語教育能力検定試験に合格するための音声23』によると、 
奈良時代から平安時代後期にかけて、両唇摩擦音へと変化し、さらに、語頭以外の位置に現れる場合に、ワ行音の発音に近くなっていったと考えられますので、正解は2です。

問3
ハヘホは、無声声門摩擦音
バ行音は、有声両唇破裂音
なので、声帯振動の有無以外にも、調音点と調音法が異なります。

ハ…無声声門摩擦音
ヒ…無声硬口蓋摩擦音
フ…無声両唇摩擦音
なので、調音点が異なります。

よって、正解は3です。

問4「現代仮名遣い(昭和61年内閣告示)」に関する問題です。
文部科学省の「現代仮名遣い」に関する内閣告示及び内閣訓令についてによると、
「この仮名遣いは、「ホオ・ホホ(頬)」「テキカク・テッカク(的確)」のような発音にゆれのある語について、その発音をどちらかに決めようとするものではない。」とありますので、選択肢1は誤りです。

「この仮名遣いは、科学、技術、芸術その他の各種専門分野や個々人の表記にまで及ぼそうとするものではない。」とありますので、選択肢2は誤りです。

「この仮名遣いは、擬声・擬態的描写や嘆声、特殊な方言音、外来語・外来音などの書き表し方を対象とするものではない。」とありますので、選択肢3は誤りで、4が正解です。

問5 日本語の発音と表記に関する問題です。
1,助詞のヲを「お」ではなく「を」と表記する経緯は、wikipeidaが詳しいです。ハ行転呼の影響なのは、「ほ」→「を」ではないかと存じます。

よって、正解は1と思料します。 

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