私は2016年の日本語教育能力検定試験に初めて合格して日本語教師になりました。
420時間の日本語教師養成講座も日本語教育能力検定試験対策セミナーも受講していません。
完全なる独学です。
受験仲間も一人もいない孤高の一匹狼だった私が、どうして日本語教育能力検定試験に合格できたのか?
それは
過去問とのお付き合いを大切にしたからです。
この記事では
過去問との正しい付き合い方を学ぶことができます。
日本語教育能力検定試験への片思いが成就するアプローチの仕方を皆様にお伝えします。
過去問の点数が低くて不安になる方へ
昔、過去問勉強法が盛んではなかった理由とは
今の皆さんは驚くかもしれませんが、2016年当時、日本語教育能力検定試験の解説に
一般人は触れることができませんでした。
一部の養成講座等で受講生向けの有料セミナーなどは行われていましたが
無料あるいは安くいつでもだれもが過去問解説を見るというのは不可能でした。
webサイトやブログで過去問を解説する人は一人もいなかったし、Amazonで買うこともできませんでした。
過去問は高嶺の花だったのです。
そのため、当時、主流だった勉強法は
①日本語教育能力検定試験対策セミナーを受講する。
②日本語教育能力検定試験の問題集を解く(アルクさんの合格するための問題集など)。
③最終仕上げとして過去問を解く。
これでした。
過去問解説がないので、十分に勉強してからでないと過去問に取り掛かることができなかったのです。
私が過去問勉強法を強くおすすめする理由とは
しかし、過去問というのは本試験問題ですから、これがゴールです。
ゴールを知らないで勉強するというのはおかしくありませんか?
だから、私はまず過去問に着手しました。
そして、解説がないので自分で書き、ライブドアブログにアップロードしました。
独学で過去問を解きながら過去問解説を書く。
これが私の日本語教育能力検定試験に合格するための勉強法でした。
私は過去問を解説する行為の素晴らしさを当時のブログで布教しました。
今では、多くの方が過去問解説に取り組んでいます。
「日本語教育能力検定試験 過去問」
でグーグル先生にお尋ねすれば、様々なブログを訪問することができるでしょう。
過去問解説を書いていて気づいたことがあります。
②の合格するための問題集は、本試験問題と若干傾向が違ったのです。
本試験問題では考えさせる問題が多いのに対し、問題集は単に知識を問う問題が多かったのです。
考えさせる問題と知識を問う問題の違いとは
考えさせる問題の例
坂本龍馬が殺されたのはどうしてか?
知識を問う問題の例
坂本龍馬が殺されたのは何年か?
受験で失敗する人の特徴
受験で失敗するのは、2種類の人間しかいません。
①勉強時間が足りない
②勉強の仕方が間違っている
このいずれかです。
①の勉強時間が足りない人にはもっと勉強してくださいというだけなのでこれ以上は触れません。
②の人
この人たちは、考えさせる問題に対応できないのです。
覚えるだけの勉強になっており、考える勉強ができていないのです。
過去問を今、買うべき理由とは
今では、色々な人が色々なところで、日本語教育能力検定試験に合格するには過去問を繰り返し解くことが大切であると言っています。
私が勉強を始めた当時は、あまり売れていなかった過去問が、飛ぶように売れるようになり、平成23年度、平成24年度、平成25年度は売り切れ絶版になりました。
平成25年度は私が過去問解説を始めた年に売り切れました。
平成23年度と平成24年度は去年売り切れました。
今のところ、出版社は、売り切れた過去問の再版をしてくれません。絶版になります。
今年も売り切れる過去問が出てくるかもしれません。
売り切れた年度の過去問の中古本は、試験が近くなると、Amazonマーケットプレイスで1万円近くまで値上がりすることもあります。
後悔しないように今のうちに買っておいてください。
綺麗に使えば、合格後、メルカリやAmazonで高値で売ることができます。
過去問を繰り返し解いたのに合格できない理由とは
私は下記の動画のとおり、過去問最強勉強法をすすめています。
多くの受験生が過去問を使って勉強するようになった結果
以下のようなコメントを頂戴することになりました。
「過去問5年分、繰り返しやりました。繰り返しやりすぎて答えを全部覚えてしまいました。でも試験に落ちました。来年の試験こそ合格したいのですが、これ以上どうすればいいのでしょうか」
私は理解ができませんでした。
私ほど、過去問と共に過ごしている人はあまり多くないと思います。
過去問と同棲しているレベルの私ですら、答えをほとんど覚えていないのです。
どうしてこの人は過去問の答えを覚えてしまったのでしょうか。
私よりずっと前から、過去問と付き合っていたというのですか?
いえ、そんなはずはありません。
日本語教育能力検定試験の過去問はそんな軽薄な過去問ではありません。
昔からの付き合いがあれば、簡単に振られるはずがないのです。
そうか。
もしかして。
過去問との付き合い方が悪くて、振られたのではないでしょうか?
過去問をたくさん解くことがゴールになっていたのではないでしょうか?
それでは過去問を満足させることはできません。
解くだけの関係にならないでください。
その後の気配りを忘れないでください。
過去問は解くだけの存在ではありません。
もっと大切な何かです。
問題文をよく読んでください。
問題文は最高のテキストです。
私がここでいう問題文とは、大問と各問の間にある文章のことです。
日本語教育能力検定試験はいつも言っています。
「次の文書を読み」と。
ですから、「次の文章」を懸命に読んでください。読みながら考えてください。
問題文を繰り返し読めば、日本語教育能力検定試験の考え方を知ることができます。
どうしてこの問いを作ったのか、どうしてこの4択にしたのか、どうしてこの答えになるのか、どうして他の選択肢は違うのか。
名探偵になったつもりで、問題文と選択肢という手掛かりから、出題者の意図を論理的に読み取ろうとしてください。真実はたった一つです。
考えてもわからないところは調べてください。
考え方がわからない?
そのお手伝いを私のブログとYouTube動画がします。
過去問は考えるきっかけにすぎない
私は過去問の大問一つを一日かけて読み込みます。
本が1冊しかない独居房の囚人のように、1字1句を咀嚼します。
消化に時間がかかるので、繰り返し解くことはあまりできません。
繰り返さないので、答えを覚えることはできません。
それでいいのです。
もちろん時間があれば繰り返し解いた方がいいですが、それが目的になってはいけません。
日本語教育能力検定試験では繰り返し同じことが問われます。
だから過去問を解くことが大切です。
ところが、です。
繰り返し同じことが問われますが、同じ言葉では問われません。
言葉を微妙に変えてきたり、質問の角度を変えてきます。
過去問を暗記しているだけだと、これに対応できません。
受験生必携のテキスト「日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド第5版」を丸暗記するのもダメです。
丸暗記では合格できません。
恋愛マニュアルを暗記してもデートで玉砕するように。
臨機応変な対応ができないと日本語教育能力検定試験とは付き合えません。
日本語教育能力検定試験は高嶺の花です。
安易な暗記に走らず、自分の頭で考えなければ、ふられます。
相手の立場に立って考えなければ、過去問付き合いはうまくいきません。
過去問の立場を
過去問の気持ちを
おもんばかってください。
え?
過去問の本心が読み取れない?
ご安心ください。
おそらく世界初の自称過去問マイスターである私が
過去問の本音を皆さんにお伝えします。
私のブログとYouTube動画は、単なる過去問解説ではありません。
解説の限界を超えた解説です。
出題意図、問題の解き方、日本語教師の仕事につなげる方法
私の思考過程を
全てさらけ出しています。
過去問を美味しくいただく方法
過去問を解くだけじゃなく、しっかり考えることが大切
と言っても普段考え慣れていない人は
「考える」ということがどういうことかわからないと思います。
そこで下記の記事では「過去問を使って思考力を鍛える方法」を具体的にお見せしています。
よかったら見てみてください。
過去問で高得点を狙ってはいけない理由
過去問を繰り返し解く場合、
1回目と2回目が同じ点数だったらショックですよね。
それは分かります。
ですが2回目の点数を良くしようとして答えを覚えようとするのはやめてください。
過去問で高得点を狙おうとすると答えを覚えてしまいます。
それでは過去問の意味がありません。
過去問は答えを覚えるものではなく、勉強するきっかけに使うものです。
本試験で何点取れたかは気にする必要がありますが
過去問で何点取れたかは気にする必要はありません。
このブログとYouTube動画では過去問を使って勉強する方法をお伝えします。
このブログとYouTube動画は
他の方の試験解説や私の過去の試験解説に比べると
かなりボリュームがあります。
日本語教育能力検定試験業界のラーメン次郎と言われるかもしれません。
ですが、食べ過ぎてもお腹は壊しません。
ご安心ください。
健康的なメニューです。
良質な頭脳を作るための栄養素をふんだんに使っています。
簡単な解説があれば自分で考えることができる人には不要な説明が多いかもしれません。
そういう方は別のサイトをご覧ください。
私のブログとYouTube動画は、
- 勉強を始めたばかりの人
- 試験が苦手な人
- 試験勉強と言えば暗記だと思っている人
- 考える勉強というのが分からない人
- 去年、落ちた人
- 試験で勉強したことを日本語教師の仕事に役立てたい人
こういう人たちを対象にしています。そのため長くなります。
1つの記事が長すぎて、読む気が失せるという方もいるかもしれません。
その場合はまず、YouTube動画を見てください。
私に質問したい方へ
このブログのコメント欄は当初、解放していましたが、
ロシアから愛を込めたスパムメールが毎日大量に届くようになり、愛の重さにこらえきれなくなったので閉鎖しました。
YouTube動画からコメントして頂ければ見ます。最近はたくさんのコメントを頂戴するので全てにお返事はできませんが。
より深く私と関わりたい方や受験仲間が欲しい方は『ハマゼミコミュニティ』のDiscordで交流しましょう。
Discordでは様々な情報を日々やり取りしています。
Discordで知ることができる情報の一例
- 日本語教育能力検定試験の勉強法
- YouTubeで成功する方法
- オンラインレッスンで気を付けること
- ブラック日本語学校の情報
勉強する仲間が欲しい方、Discordでお待ちしています。一緒に合格しましょう。
ハマと仲間たちの交流サイト【Discord】がよくわからない方へ
大丈夫です。私も最初はよくわかりませんでした。
Discordのことがよくわからない人は下の動画をどうぞ。
この方は私の知り合いでもなんでもありませんが、Discordについてわかりやすくまとまっているのでおすすめです。
この動画を見て
「Discord、面白そうだな」
とちょっとでも感じていただけたら
次は『ハマゼミコミュニティ』のサイトを覗いてみてください。
覗くだけならお金はかかりません。
日本語教育能力検定試験に役立つツイートの一部
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ここにその一部をのせておきます。