言語変種と言語変異の違いとは?【バラエティ?バリエーション?】

日本語教員試験・日本語教育能力検定試験の対策
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言語変種(バラエティ)は、平成26年度 日本語教育能力検定試験Ⅰの問題13
言語変異(言語的変異)(バリエーション)は、平成26年度 日本語教育能力検定試験Ⅰの問題12の問3
にそれぞれ出題されていますが、紛らわしいので要注意です。

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言語変種の意味

言語変種とは、地域や社会的属性の差によって、言語が多様な現れ方をすること。

変種は、variety(バラエティ)

男女差・階層差・職業差・教育差など社会的な属性に対応した異なる言語体系を社会方言(位相語)と呼ぶ。

言語変種の例

・地域方言

・社会方言(男女の言葉の違い、若者言葉、幼児語、役割語)

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言語変異の意味

言語変異とは、意味や機能を同じくする複数の異なる言語形式。

変異は、variation(バリエーション)

言語変異の例

・音声的変異:ガ行子音の鼻音と非鼻音

・文法的変異:「見られる」と「見れる」(ら抜き言葉)

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言語変種と言語変異の違い

英語で考えてみると、
変種(variety)は、いろいろな種類(多様性)があることを強調した意味です。
変異(variation)は、変化を強調した意味です。 

ある言語内の同じ意味を持つ異なる言葉について、様々な種類が存在するという観点では言語変種(バラエティ)と呼び、言葉が変化したという観点では言語変異(バリエーション)と呼ぶようです。

言語変異(language variation)と言語変種(language varieties)の詳しい説明は、研究社日本語教育事典の122頁123頁にあります。

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