【長期記憶の種類】宣言的記憶と手続き的記憶の違いとは?

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長期記憶には①宣言的記憶と②手続き的記憶があります。

①宣言的記憶はさらに意味記憶エピソード記憶に分けることができます。

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宣言的記憶とは?

宣言的記憶とは、言葉にできる記憶のこと。陳述記憶とも。

宣言的記憶の知識を宣言的知識といいます。

宣言的記憶の具体例

・猫を日本語で「猫」と言うこと(意味記憶)。

・去年のタイ旅行で最後に食べたのは「パッタイ」だったなあ(エピソード記憶)。

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意味記憶とは?

意味記憶とは、言葉の意味、一般的知識(教養)など個人的経験・体験とは切り離された記憶のこと。

意味記憶の具体例

・”am”の過去形は”was”

・1年は365日

・日本のお金は円

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エピソード記憶とは?

エピソード記憶とは、個人的な経験・体験に基づく記憶。思い出。

エピソード記憶の具体例

・昨日の晩御飯のカレーはおいしかったなあ。

・去年の夏は暑かったなあ。

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手続き的記憶とは?

手続き的記憶とは、言語化せずに無意識にできること(手続き的知識)に関する記憶。経験を繰り返すことで意識せずに感覚的に反射的にできるようになります。そして、どうやってできるようになったかは忘れてしまいます。

例えば、私は自転車に乗る時に、よし、まずはハンドルを握って、つぎにサドルの正しいポジションにお尻を載せて…

のように言語化することなく無意識にやります。

自転車には乗れますが、どうやって自転車に乗れるようになったのか覚えていません。

これが手続き記憶です。陳述しない(言葉しない)ので、非陳述記憶とも。

手続き的記憶の知識を手続き的知識といいます。

手続き的記憶の具体例

・日本語ネイティブが話す日本語を話せること

・ピアニストがピアノを弾けること

・泳げること

・ブラインドタッチできること

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記憶の種類が出題された日本語教育能力検定試験の過去問

平成24年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題9【記憶能力】

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