有標性差異仮説とは?

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有標性差異仮説とは、第二言語の困難度は有標性の程度によって決まるとする説

→母語が複雑な人ほど外国語学習が簡単

例)

デンマーク語には母音が17あるので、日本語の母音5の発音は簡単。逆に日本人にとって、デンマーク語の発音は難しい。

日本語の発音はシンプルなので(長音・促音・撥音を除く)、外国人にとって発音は難しくない。

日本人にとって、多くの外国語の発音は難しい。

有標とは、標(しるし)が有ること。つまり特別。スペシャル

無標とは、標(しるし)が無いこと。つまり特別じゃない。ノーマル。変わらない。普通。

★有標と無標の具体例を考えてみよう!

言語内(英語)の無標・有標の例)

英語の過去形だと「-ed」をつけるものが無標、特別な形になるものが有標

無標:cook ⇒ cooked

有標:eat ⇒ ate

言語間(日本語・スペイン語)の無標・有標の例)

無標:名詞に性別はない(日本語)

有標:男性名詞と女性名詞がある(スペイン語)

→日本語(無標)母語話者にとって、スペイン語(有標)の名詞は難しい

→スペイン語(有標)母語話者にとって、日本語(無標)の名詞は易しい

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