【過去問解説】平成25年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題15

H25試験Ⅲ
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平成25年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題15は【異なる言語の話者が同じ社会で生活すること】です。

問1「高度人材に対するポイント制による出入国管理上の優遇制度」における「在留歴に係る永住許可要件の緩和」措置に関する問題です。
国はどのような人に一番住んでほしいかと考えれば解ける問題です。
一番来てほしいのはもちろんお金持ち(年収が多い人)です。税金がいっぱいとれるし、 たくさん消費してくれますから。
よって、正解は1です。

問2 
1,共生は、共に生きる。言語共生は、複数の言語が共に生きる。
2,シフトは、移動すること、入れ替えること。言語シフトは、使用する言語が変わること。
3,言語衰退は、ある言語が衰退すること。
4,言語変化は、ある言語が変化すること。

言語選択に変化が生じる、つまり、使用する言語が変わっているので、言語シフト

正解は2です。

問3「外国人学校・民族学校」に関する問題です。 
2,学校教育法第1条に基づく「一条校」として認定されれば、補助金や寄付控除を受けることができます。
よって、正解は2です。

問4「ろう者の言語」に関して、手話について述べたものとして適当なものを選ぶ問題です。
1,2011年まで手話は法律上、言語として認められておらず、多くのろう学校でも日本語による口話教育が行われていましたが、日本手話が衰退したわけではありません。

2,政府によって日本語対応手話による教育が推進されてはいません。
日本手話とは、ろう者同士の交流により生まれた日本語とは体系の異なる言語。
日本語対応手話とは、日本語の文法に手話の言葉を当てはめていくもの。ろう者にとっては、日本手話のほうが理解しやすい。詳しくは、日本手話と日本語対応手話についてをご参照ください。

3,生まれながらのろう者にとって、第一言語は手話であるのが本来の姿であり、日本語や英語などの音声言語・文字言語は第二言語といえます。

4,世界中の手話の構造は非常に似通ってはいません。ただし、韓国と台湾については、植民地時代に日本がろう学校を設立したため、日本手話の影響がみられるそうです。

よって、正解は3です。

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