【過去問解説】平成25年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題16

H25試験Ⅲ
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平成25年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題16は【多言語対応とその限界】です。

問1 「外国人に対する言語サービス」に関する日本の現状についての問題です。
1,刑事裁判を受ける場合、法廷通訳は無料です。
2,運転免許試験を受ける場合、試験場によっては外国語でも受験することができます。
3,病院で保険診療を受ける場合、無料で通訳を付けるという制度はありません。
4,日本語を学びたい外国人はだれでも日本語学校へ通うための補助金が支給されるという制度はありません。
よって、正解は2です。

問2 
4,神奈川県川崎市は外国人が多いですが、「日系ブラジル人が集住する地域」ではありません。
中国 、韓国・朝鮮、フィリピン、ベトナム、インド、台湾の順に多いです。
よって、正解は4です。

問3「ローマ字」の表記のルールに関する問題です。
ヘボン式日本式訓令式の違いについては
正解は3です。

問4 「外国人に限らず、日本人を含めてだれにも分かりやすい」を志向する考え方を選ぶ問題です。
1,グランドデザイン(全体構想)とは、大規模な事業などの、全体にわたる壮大な計画・構想(スーパー大辞林3.0)。
2,ハーモナイゼーションとは、①調和。調整。協調。②国際的に協力し、方法・方式・制度などを同じものにすること(スーパー大辞林3.0)。
3,ノーマライゼーション(ノーマリゼーション)とは、障害者に、すべての人がもつ通常の生活を送る権利を可能な限り保障することを目標に社会福祉をすすめること(スーパー大辞林3.0)。
4,ユニバーサルデザイン(UD)とは、障害の有無に関係なく、すべての人が使いやすいように製品・建物・環境などをデザインすること。1974年、アメリカのメースによって提唱された(スーパー大辞林3.0)。
よって、正解は4です。

問5  外国人に限らず、日本人を含めてだれにも分かりやすい言語以外の伝達手段であるピクトグラム(ピクトグラフ)に関する問題です。
ピクトグラム(ピクトグラフ)とは、絵文字、象形文字(スーパー大辞林3.0)です。
よって、正解は4です。

問6「やさしい日本語」に関して、NHKが2012年に試験的に始めたサービスに関する問題です。
1,NHKは既存のニュースを「やさしい日本語」に置き換えたものを、ウェブサイト上(NEWS WEB EASY)で提供しています。
NEWS WEB EASYは、小学生・中学生の皆さんや、日本に住んでいる外国人のみなさんに、わかりやすいことば でニュースを伝えるウェブサイトです。
よって、正解は1です。

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