【過去問解説】平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題5

H27試験Ⅰ
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平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅰの問題5は【教材】です。
平成25年度日本語教育能力検定試験Ⅰの問題5は【教材の作成とリソースへのセルフ・アクセス】
平成26年度日本語教育能力検定試験Ⅰの問題5は【教材、シラバス】でした。
近年の問題5は毎年教材関係ですので、要チェック分野です。

問1
4,よく言われるように、インターネットには情報が氾濫していますので、その中から適切なものを選択するスキルが必要になります。
よって、正解は4です。

問2
九十年代にギャルの間で流行した「チョベリバ」を今は全く聞かないように、語彙は時間の影響を受けやすいです。流行り廃りがあります。
よって、正解は3です。

問3 初級クラスでは主教材として構造シラバスに基づく教科書が使用されることが多いが、その利点を選べ、という問題です。
構造シラバスは、文法や文型、語彙・表現など言語の構造に着目して集めたシラバスです。そのため、学習すべき文法項目や文パターンなどが明確に把握できます。
よって、正解は2です。


なお、構造シラバスについては平成24年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題7の問1で、クラス決めのための自己評価シートに関する出題がされています。

問4
レアリア実物)に日本の素材を使用する必要はありません。

よって、正解は1です。

問5
著作権法では、一定の例外的な場合に、著作者の許諾を得ずに著作物を利用することを認めています。試験問題も例外の一つです。

著作権法第36条1項本文 
公表された著作物については、入学試験その他人の学識技能に関する試験又は検定の目的上必要と認められる限度において、当該試験又は検定の問題として複製し、又は公衆送信(放送又は有線放送を除き、自動公衆送信の場合にあっては送信可能化を含む。次項において同じ。)を行うことができる。

よって、正解は4です。

一般社団法人日本著作権教育研究会のウェブサイトに詳しい説明があります。
また、文化庁のウェブサイトに著作物が自由に使える場合の一覧があります。

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