【過去問解説】平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題11

H27試験Ⅲ
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新解説 問1

選択肢4

ホームステイ先の家族の留守中に来客があったので、「さっきお客さんが来て、あの人がメモを残していきました」と言ってメモを渡す。

指示には3つあります。

現場文脈指示(現代日本語文法⑦p26)

言語文脈指示(現代日本語文法⑦p29)

記憶文脈指示(現代日本語文法⑦p34)

現場文脈指示とは、その現場にあるものを指すこと。

例)あそこの本、とって。

言語文脈指示とは、言語に出てきたものを指すこと。

例)

「昨日はどこにいたんですか」

それは秘密だ」

記憶文脈指示とは、記憶を指すこと。

例)あの頃はよかったなあ。

例)あの人はいま。

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旧解説

平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題11は【外国語教育の変遷】です。

問1
カナルは、伝達能力コミュニケーション能力)を、文法能力、社会言語学的能力、ストラテジー能力、談話能力から成っているとしました。
文法能力…文法的に正しい文を使える能力。
社会言語学的能力…敬語の運用など社会習慣に基づいて言語を使用できる能力。
ストラテジー能力… コミュニケーションを円滑に行うための対処能力。自分の言いたいことが相手にうまく伝わらないなどをコミュニケーション・ブレークダウンといい、ストラテジー能力はコミュニケーション・ブレークダウンが起きたときの修復の仕方も含む。
談話能力…文法的に正しいだけではなく、言語を理解し、構成する能力。会話を円滑に進めたり、きちんと終わらせたり。

1は、社会言語学的能力に関わる誤用。
2は、文法能力に関わる誤用。
3は、社会言語学的能力に関わる誤用。
4は、談話能力に関わる誤用。
よって、正解は4です。

問2
イマージョン教育とは、目標言語で数学や理科などの教科を他の非母語話者とともに学ぶ教育形態です。
よって、正解は2です。

問3
カナダのイマージョン教育の問題点は「流暢だが、文法的な正確性に欠けた会話をする生徒が多い」です。 
よって、正解は3です。

問4 
理解可能なアウトプットとは、相手に理解してもらえるようにアウトプットすること。
よって、正解は1です。

問5
インフォメーション・ギャップとは、話し手の情報差のことです。
4,一緒に二枚の絵を見比べたら、情報が同じで、インフォメーション・ギャップが生じません。
よって、正解は4です。

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