【過去問解説】令和元年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題5【2019】初級レベルの学習者に対する直接法の授業

R1試験Ⅲ
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問1の解き方

リラックスして勉強することが大事!

どうして? 

情意フィルター仮説

試験Ⅰ問題10の動画参照

授業の最初にウォームアップ

・アイスブレイク

・前回の復習

1.新出語???

2.問題文に「反復練習」はウォームアップの後と書いてる。

理解する前の復唱は意味ない。ただのリピートでは長期記憶できないことを?

維持リハーサル

精緻化リハーサルで長期記憶

試験1問題10の動画参照

3.緊張しちゃうよ!

4.緊張を和らげよう。

答えは4

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問2の解き方

2.授業の流れ

オーラル・メソッドのPPP

①文型の導入(Presentation)

②基本練習(Practice)

③応用練習(Production)

①会話で文型導入「んですか」私のやり方

A:あ、Bさん、猫、好きなんですか?

B:ええ。

A:私も! 好きなんです!
→①会話提示後、意味確認 

1.学習者とのやり取り大事!

  私は学習者からの質問もまずは皆に聞きます。(その間に答えを考えられる…)

2.教えられるよりも自分で気づく方が覚えられるんです。だから、場面設定が大事。推測できる。

3.文型を導入するときは、新出語はなるべく避ける。どこに集中すればいいのかわからない。

4.日本で仕事したことない人に、名詞交換の場面を見せても…。理解できないし、使わないので学ぶ意欲もない。

答えは2

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問3の解き

②基本練習

1)反復練習(リピート)

2)モデル会話を広げる、他の例を示す。

A:あ、Bさん、猫、好きなんですか?

B:ええ。A:私も! 好きなんです! 猫カフェ行ったことありますか? 

パターン・プラクティス(文型練習)

①模倣練習(リピート)

T:食べます S:食べます。

②変形練習(形を変える)

T:食べます S:食べました。

③代入練習(語を入れ替える)

T:ご飯を食べます。おこのみやき。

S:お好み焼きを食べます。

④拡大練習(徐々に長く)

T:食べます。 S:食べます。

T:ご飯。 S:ごはんを食べます。

⑤結合練習(複数の文を1つに)

T:きのう、バナナを買いました。食べました。

S:きのう、バナナを買って、食べました。

⑥完成練習(不完全な提示し完全な文に)

T:きのう、バナナを?

S:きのう、バナナを食べました。

⑦応答練習

T:きのう、何を食べましたか。

S:バナナを食べました。

1.完成練習

2.代入練習

3.拡張練習(拡大練習)

4.変形練習

答えは3

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問4の解き方

③応用練習

1)ペア・グループで会話練習

2)皆の前で発表

1.応用練習

2.基本練習

3.本物のやり取りとは?

  ロールプレイは応用練習

4.情報差を埋めるタスクは応用練習

答えは1

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問5の解き方

1.「てくれる」のガ格は人じゃなくてもいい。

例)雨が降ってくれた

「てもらう」の二格は意思の疎通が必要。

例)雨に降ってもらった。

「父が手伝ってくれた」「父に手伝ってもらった」

2.謙譲語の作り方

持ちます→お持ちします

送ります→お送りします

案内します→ご案内します

あげます→おあげします?

      →さしあげます

3.この誤りは多い!

いただきませんか→いただけませんか

もらいませんか→もらえませんか

休む→休ませる(使役形)

休ませていただけませんか

使役形じゃなくて可能形の誤り

4.「てもらう」の主語は私です。

例)猫にマッサージしてもらった。

誰が? 私が。

タクシーを呼んだら→私

てもらった→私前件と後件の主語が同じ

答えは2

5.授受表現(やりもらい)とは?

「あげる」「くれる」「もらう」

チョコをもらう:物の授受

マッサージをしてもらう:行為の授受

日本語では、他の人の行為(アクション)が自分にベネフィットあるとき、

「~てもらう」「~てくれる」を使う!

先生が私に日本語を教えました×

物の授受の会話例

A:Bさん、聞いてください!

 マドンナさんがチョコを         !

B:あー、マドンナさんは

 CさんにもDさんにもチョコを        。

A:え…。

B:私にも         。

A:そうですか…。

行為の授受の会話例

A:Bさん、見ましたよ!

B:え、何ですか?

A:昨日、店長と渋谷にいましたね。デートですか?

B:違います! 日本語を教えて      んです!

A:ほんとですかー。

B:ほんとです!

「てくれる」VS「てもらう」

店長が日本語を教えてくれた

→店長が主語。店長にフォーカス。

店長に日本語を教えてもらった。

→私が主語。私にフォーカス。お願いしたとか。

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