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問1の解き方
日本人の会話の特徴
①相槌が多く、発話が細切れになりがち。
②1つの発言を皆で作り上げる(共同発話)
共同発話の例
A:はっくしゅん…。いやー、昨日、クーラーつけたまま寝ちゃって…。
B:あ、かぜひいちゃったの?
A:そうそう。最近、暑くなってきたから…。
B:うん、クーラーつけちゃうよねー。あ、風邪の時はあれがいいよ。あの、レモン、切って…
A:あー、はちみつにつけて食べるとか?
B:そうそう。はちみつレモン。
★授業でどう使う?
テキストの会話はこのような会話がほとんどない。
相槌とか「て形」で終わるとか自然な会話にする工夫を。
1.会話が作られていない。
2.2人で作った「寒くていや」
3.ひどい。
4.同意したのみ。
答えは2
問2の解き方
1.みんなで繰り返して強調しよう!
2.「暑い」「暑い?」確認
3.会話を続けるスキル繰り返し。
4.繰り返しなので新情報はなし。
答えは4
問3の解き方
1.普通の確認
2.普通の指摘
3.知らんがな。
4.「売ってると思うよ」
答えは3
問4の解き方
アコモデーション(accommodation)とは適応
アコモデーション理論とは、相手に応じて話し方を調整すること。
※ 平成25年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題13 はアコモデーション理論を説明
コンバージェンス convergence (収束)
相手に近づく話し方
ダイバージェンス divergence (分岐)
相手から離れる話し方
コンバージェンス 相手に近づく
例)
ベビートーク :赤ちゃんと話す。
フォリナートーク :非母語話者と話す。
ティーチャートーク:学習者と話す。
ダイバージェンス 相手から離れる
例)
・地方出身者がそれをアピールするために東京でも常に方言で話す。
・外国人が外国人であることを示すために外国人なまりを強調する。
なお、選択肢の1つとして平成27年度日本語教育能力検定 試験Ⅰ問題12問
1.ベビートークで赤ちゃん近づくコンバージェンス
2.東京でも方言話すダイバージェンス
3.おじさんが若者言葉でコンバージェンス
4.帰国生日本に合わせてコンバージェンス
答えは2
問5の解き方
1.日本人は相づちが多いので会話練習に組み込もう。
2.創作できないと会話が組み立てられない。
3.内容の押しつけはダメ。
4.何でも分析大事ですよね。
答えは4