ピクトグラムとは、見てわかる案内用の図記号。絵文字や絵単語とも呼ばれる。特定の意味や情報を視覚的に表現するための簡略化された絵や図のこと。言葉を使わずに直感的に理解できるようにデザインされたシンボルやアイコン。
ピクトグラムとは言語の代わりに言語と同質の情報を伝達する機能を持つ象徴化された絵や図(平成30年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題13問5)。
ピクトグラムは伝えたい情報を抽象化した絵や記号で表したもの(平成25年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題16問5)。
経済産業省はピクトグラムの活用を進め、国際規格等を参考にし、2017年に国内規格を改正した。改正されたピクトグラムの中には、国際規格に置き換えられたものもあれば、国際規格と従来の国内規格の選択制になったものもある。
問5 下線部「国際規格と従来の国内規格の選択制になったもの」はどれか。
令和2年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題15問5より引用
特徴
- シンプルなデザイン:複雑な詳細は省略され、形や色を使って直感的に理解できるように作られています。
- 国際性:言語に依存せず、視覚的に理解できるため、異なる文化や言語を持つ人々にも通じやすいです。
- 用途の広さ:公共の場での案内標識、教育資料、製品のラベルなど、様々な場面で使用されます。
例
- 交通標識:例えば、歩行者マークや停止のサインなど。
- 安全マーク:危険を示すマーク(火気注意、毒物注意など)。
- トイレマーク:男性用・女性用トイレを示すアイコン。
ピクトグラムは、情報を迅速かつ効果的に伝えるための重要なツールであり、特に視覚的なコミュニケーションが求められる場面で広く利用されています。
ピクトグラムでやりたい過去問
・令和6年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題11問4
・令和4年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題13問4