【過去問解説】平成26年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題6

H26試験Ⅲ
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日本語教師になった後の解説

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問5の解き方

各選択肢は具体的にどんな言葉を表すのか。

<資料2>(2)のチェック項目を見て探します。

選択肢1 

文末のテンスやアスペクトとは「多くなっ」「続いている」「持っている」などの太字部分です。

テンスやアスペクトは初級で勉強するので理解しやすいです。

選択肢2

程度の副詞は「あまり食欲がない」の太字部分です。

「あまり」はよく使う言葉ですし、初級で勉強しているはずなので理解しやすいです。

選択肢3

逆接の接続表現は「教科書や本を読んでも、なかなか頭に入ってこない」の太字部分です。

逆接の「ても」はよく使いますし、初級で勉強しているはずなので理解しやすいです。

選択肢4

感情を表す表現は「憂うつ」です。

「憂うつ」のような抽象的な表現は、目に見えず、具体的なイメージがしづらく、理解しにくいです。

よって、答えは4

日本語教師になる前の解説

平成26年度日本語教育能力検定試験Ⅲは【初級終了レベルの読解授業】です。

問1
本試験の試験Ⅲは、資格学校の問題集とは傾向が微妙に異なっており具体的な授業の内容に関する出題が多いです。特に、授業の三段階(前作業(プレタスク)本作業後作業)のそれぞれの目的や特徴については頻繁に出題されています。
問1のように授業の前作業の目的といえば、背景知識やスキーマの活性化です。
前作業=背景知識(スキーマ)の活性化と覚えるとよいでしょう。
前作業=背景知識(スキーマの活性化問題として、平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅲの解説 問題8なども要チェックです。
よって、正解は3です。

問2
1,「語句や単語に集中」するには、グループ作業より個人作業です。
2,「なるべく短時間に」「いくつかに分類させる」ので、意識を内容に向けさせ、テキストの大まなか理解を促しているといえます。
3,「なるべく短時間に」検証はできません。
4,「なるべく短時間に」行うので、客観的に認識している余裕はありません。
よって、正解は2です。

問3 
各自の結果を比べて話し合う過程に、場面による言葉の使い分けをする機会は想像できません。
よって、正解は3です。 

問4
1,自分なりの「ストレス度チェック項目」を作る前に、教師が身近な例を示せば参考になるので、個人作業がはかどります。
2,個人のストレスについて気づくきっかけになるので、個人作業がはかどります。
3,キーワードを再確認することで、チェック項目作成に役立ち個人作業がはかどります。
4,発音が正しくできても、自分なりの「ストレス度チェック項目を作ることには役立ちません。
よって、正解は4です。

問5
初級でどういうことをやるのか、私はよくわかっていないので、この問題は解説することができません。
よって、正解は4です。
実際の授業内容に関する問題は現役教師の方が断然有利ですよね。我ら未経験者には想像するほかありません。涙。

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