【過去問解説】平成30年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題1(14)【応答詞とは】

H30試験Ⅰ
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平成30年度(2018)日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ問題1(14)の問題は【応答詞の用法】です。

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解き方

応答詞、という言葉を聞いたことがなくても、漢字から何となく意味が分かりますね。じてえる(ことば)? そう。

応答詞とは、相手の言ったことに反応したり答えたりする言葉。

応答詞の「用法」と来たので意味を考えてみる。

意味を考えるときわかりやすいのは「言い換え」ですが、今回は「付け足し」でやってみましょうか。「付け足し」も有効な手法です。

  1. はい、わかりました。
  2. はい、わかりました。
  3. はい、わかりました。
  4. はい、そうです。
  5. はい、わかりました。

よって、答えは4です。

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授業に役立つ豆知識

応答詞の「はい」は問題に出てきた①はい、わかりました②はい、そうです以外にもあります。

相槌の「はい

A「来週のイベントの件なんですけど」B「はい」A「中止した方がいいと思うんですよ」B「はい」A「今、コロナでリスクが高いですから」B「はい、確かにそうですが、でも、中止すると会社が潰れますよ」

相槌(あいづち)の「はい」のポイントは相手の意見に同意しているわけではないということです。上の会話のBさんも「はい」「はい」相槌を打っていますが、その後Aさんの意見に反対していますよね。

外国の人は日本人の相槌の「はい」を私の意見に同意してくれた誤解することがあります。国際会議でも問題になったことがあったような。相槌の「はい」は意見に同意しているわけではないと学習者に伝えるといいと思います。

ものを渡すときの「はい」

A「醤油、とってくれる?」「(手渡しながら)はい」

英語の Here you are.ですね。

いろいろな「はい」の使い方。日本語って奥が深いですね。

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