【過去問解説】平成30年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題1(5)【短縮語形成】

日本語教育能力検定試験過去問解説

平成30年度(2018)日本語教育能力検定試験 試験Ⅰ問題1(5)の問題は【短縮語形成】です。

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解き方

短縮語…漢字から意味を考えてみよう。

短縮語とは、められた

じゃあ、元々の言葉はなんだろう? 各選択肢を見てみましょう。

  1. スターティング・メンバー
  2. アカデミック・ハラスメント
  3. エアロビクス
  4. リモート・コントロール
  5. プロフェッショナル・レスリング

むむむ! 3のエアロビクスだけ1語です! よって、答えは3

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授業に役立つ豆知識

日本語の短縮語は独特で、元は英語でも短縮語になると外国の人はわかりません。

スマホ(スマートフォン)とかマック(マクドナルド)とかスタバ(スターバックス)とか。

私はよく使う短縮語は積極的に会話練習に取り入れるようにしています。授業で教えてあげるとキャッキャ喜んでくれる人も。

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試験の予想問題

同じタイプの試験問題を作ってみました。よかったらどうぞ。

【】内で示した観点から見て、他と性質の異なるものを、一つ選べ。

【頭字語】

  1. JLPT
  2. JICA
  3. JETRO
  4. SUICA
  5. NASA
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予想問題の答え

5だけアメリカの機関! よって答えは5

4だけカード! 他は機関! よって答えは4

じゃなくてポイントは【】内ですね。ここをよく読まず間違える人がよくいるので【】内に気をつけてください。

頭字語は聴きなれない語ですが、漢字からなんとなく意味が推測できます。漢字って本当にいいもんですね~。

頭字語とは、頭の字の語。つまり複数の単語の頭文字をとって1つの単語にしたものです。

1~5はすべて頭字語です。英語の複数の単語を1つにしています。

じゃあ、何が違うか? 読んでみましょう。

  1. JLPT   ジェイエルピーティー
  2. JICA   ジャイカ
  3. JETRO   ジェトロ
  4. SUICA スイカ
  5. NASA   ナサ

読み方が違いますね。1だけバラバラにアルファベットで読んでいる。これをイニシャリズムと言います。2~5はアクロニムです。

よって、答えは1です。

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