今回の時事問題は重要度が低いです。
時事問題は範囲が膨大なので
出題される可能性が低い問題は勉強しない勇気も必要です。
問1の解き方【サンフランシスコ講和条約発効時点における在留外国人の国籍として最も多い国】
こういう昔の時事問題はできなくても気にしないでください。
サンフランシスコ講和条約によって、それまでは日本在住の「日本人」であった韓国・朝鮮の方々が日本国籍を失ったため「定住外国人」が増加しました。
よって、答えは2
問2の解き方【条約難民に対する日本語教育事業】
この問題の元ネタは文化庁のウェブサイト『難民に対する日本語教育』です。
『難民に対する日本語教育』 は今後も出題される可能性がありますから見ておいてください。
条約難民に対する日本語教育事業は以下の通りです。
①定住支援施設における日本語教育
・日本語教室を設置し日本語教育プログラムを実施すること(選択肢4)
②日本語学習教材の提供
日本語教室で使用する教科書を提供すること(選択肢1)
③日本語教育相談員による指導・助言
日本語教育に関わる者に対する日本語教育相談を実施すること(選択肢2)
選択肢3の「統一された基準を設け日本語能力を測定すること」はありません。
よって、答えは3
インドシア難民と条約難民について詳しく知りたい方はこちら
条約難民とは、難民条約(1951年の難民の地位に関する条約)に定義された難民の要件に該当すると判断された人。
難民条約(1951年の難民の地位に関する条約)に定義された難民の要件に該当すると判断された人を「条約難民」と呼んでいます。難民条約第1条A(2)で定義された難民の要件は、以下のとおりです。
(a)人種、宗教、国籍若しくは特定の社会的集団の構成員であること又は政治的意見を理由に、迫害を受けるおそれがあるという十分に理由のある恐怖を有すること
(b)国籍国の外にいる者であること
(c)その国籍国の保護を受けることができない、又はそのような恐怖を有するためにその国籍国の保護を受けることを望まない者であること
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/nanmin/main3.html#section2
問3の解き方【外国人集住都市会議】
この問題はできなくても気にしないでください。
外国人集住都市会議は問題もあり参加する都市が年々減っているので今後は出題しにくそうです。
詳しくは下記の記事をどうぞ。
選択肢1
発足時は13都市で2012年には29都市にまでなりましたが、その後減少し、2020年4月現在は13都市です。
×
選択肢2
最後に、今回の会議の成果として、座長都市である豊橋市長が「国に対して、多文化共生に係る外国人政策を総合的に実施するための外国人庁の設置を改めて求めるとともに、私たち外国人集住都市会議は、外国人も含めた全ての住民が安心して暮らせ、互いに尊重し活躍できる多文化共生社会の実現に向けた取組を進めていく」旨の「豊橋宣言」を発表しました。
2016年度外国人集住都市会議とよはし
〇
選択肢3
外国人住民に係る施策や活動に取り組む都市の行政並びに同地域の国際交流協会をもって構成し,外国人住民に係わる施策や活動状況に関する情報交換を行うなかで,地域で顕在化しつつある様々な問題の解決に積極的に取り組んでいくことを目的として設立するものである。
「外国人集住都市会議の概要 1.設立趣旨」より
開催主体は「外国人住民に係る施策や活動に取り組む都市の行政並びに同地域の国際交流協会」です。
×
選択肢4
外国人住民に係わる施策や活動状況に関する情報交換を行うなかで,地域で顕在化しつつある様々な問題の解決に積極的に取り組んでいくことを目的として設立するものである。
「外国人集住都市会議の概要 1.設立趣旨」より
目的は「外国人住民に係わる施策や活動状況に関する情報交換を行うなかで,地域で顕在化しつつある様々な問題の解決に積極的に取り組んでいくこと」です。
×
よって、答えは2
問4の解き方【多文化共生の推進に関する研究会報告書】
「多文化共生の推進に関する研究会」は見にくいですが総務省のウェブサイトがあります。
「多文化共生の推進に関する研究会報告書」は令和2年(2020年)8月に最新のものが出ています。
今後の試験には2020年8月版のほうが出る可能性が高いです。
ただし今回の問題は2006年3月版からです。
「国籍や民族などの異なる人々が、互いの文化的ちがいを認め合い、対等な関係を築こうとしながら、地域社会の構成員として共に生きていくこと」
多文化共生の推進に関する研究会報告書2006年3月版p5より
よって、答えは3
問5の解き方【エンパワーメント】
エンパワーメントについて詳しくは下記の記事をどうぞ。
エンパワーメントのキーワードは、潜在能力、本来自分に備わっている力、内在する力です。
よって、答えは1