【過去問解説】令和元年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題8【2019】タイの高校で内容言語統合型学習(CLIL)

R1試験Ⅲ
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問1の解き方

1.内容言語統合型学習(CLIL)とは

 特定の内容と言語を一緒に勉強しよう。

例)

 外国人が日本語を通して日本のごみの出し方を学ぶ。

 学ぶのは特定の何かであり、

 日本語そのものではない。

 Content and Language Integrated Learning

Content(内容)

Language(言語)

Integrated(統合された)

Learning(学習)

日本語を通して何かを学ぶ。

【日本語クラスでCLIL】の注意点

①必要な日本語の言葉が出てこないときは支援する。

②日本語の間違いを一つ一つ訂正しない。

  ゴールは日本語ではない。

③日本語を強制しない。必要であれば母語も使う。

④日本語は学ぶものではなく、コンテンツを楽しむために使うもの。

1.日本語はあくまで手段

2.聴解の練習はしない。

3.全ては目標のため。

4.目標は何か?

答えは3

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問2の解き方

2.【日本語クラスでCLIL】資料を選ぶ際は…

①学習者の知的好奇心を刺激できるもの。

②自分との関わりを感じられるもの

③状況を理解できるもの。

④未修の語彙や文法があってもよい。

1.目的は文法を学ぶことではない。

2.CLILでは興味を引く内容が大切

3.関わりを感じると興味がわく。

4.イメージできれば関心が高まる。

答えは1

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問3の解き方

3.読解のやり方

①言語志向の読解

言葉や文法、文構造の理解を優先し、それを積み上げて全体を把握。

②内容志向の読解

中級以上でやることが多い読み方。

母語話者と同じ。速読、多読。

スキミング、スキャニングなど。

スキミングとは

すっと。すくいとる。

読解では、ざっと読むこと。

大意をつかむため。

例)ああ、これはゴミの出し方について書いてあるな。

スキャニングとは

何かを探すため調べること。

読解では、ざっと読むこと。

何かを探すため。

例)燃えるごみは何曜日かな?

  あ、火曜日か。

「スキミング」「スキャニング」はどれ?

①意見文を読んで事実と意見に分ける。

②文章全体の大まかな意味を理解する。

③知らない言葉を調べながら読む。

④使われている文法や文構造を考えながら読む。

⑤必要な情報をできるだけ早く探す。

スキミング:②

スキャニング:⑤

1.言語志向の読解

2.スキミング

3.話すとき、書くときに気をつけること

  よい練習になるかな。

4.スキャニング

答えは2

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問4の解き方

思考ツールとはシンキングツール。考えるときに役立つ道具

(フィッシュ)ボーン図

問題の要因を細分化して整理

例)伸びない人

授業態度(遅刻が多い、発言がない、…) 

答えは1

同心円チャート

距離や時間による変化をとらえるのに役立つ

例)学校・出張・オンライン(仕事の見つけ方)

ベン図

複数の事実・意見などから相違点、共通点を整理

例)ドラクエ3、ドラクエ5、ドラクエウォーク

ピラミッドチャート

集めた情報→わかること(抽象化)→主張

下から上:発表するときに主張を明確化

上から下:主張を伝えるために何が必要か

①オンラインと対面授業のハイブリッド

②オンラインにはメリットとデメリットがある。

③チャットが使える、どこでも受けられる、Wi-Fiの問題

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問5の解き方

事実と意見は分けよう 

 話すとき書くときに気を付ける。

例)

「合格率は何パーセントですか」

「むずかしいけど頑張れば受かりますよ」

1.⑦で話し合った意味がありますね。

2.整理するのは⑦ですね。

3.授業の目標は何ですか?

4.⑦と⑧をわけている意味がないですね。

答えは1

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