エポケーとは?
エポケーとは、判断を留保すること。
エポケーとは、相手の話に対して、自分の判断や評価をいったん保留して物事を認識すること(令和元年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題8問3)
エポケーとは、相手についてすぐに判断を下さず、いったん保留すること(平成29年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題9問3)。
エポケーの使い方の問題
問題です。エポケーは次のうちどれでしょう( 平成26年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題11問2参照)
A:小声で電話してるのに、ルームメイトは、いつも私の声がうるさいって言うんです。英語が耳障りなんだと思います。
B: 。
①うるさいって言うのはひどいね。
②Aさんの気持ちは分かるよ。私も同じ経験がある。
③確かに。Aさんの声はうるさいよね。
④ルームメイトは英語が耳障りで声がうるさいと言うということでしょうか。
エポケーの使い方の答え
④がエポケーです。
④は相手の言うことを繰り返して確認するだけ。
相手の言うことを肯定も否定もしないのがエポケーです。
相手に共感して「それはひどいね!」と言うのも
相手を否定して「それは違うんじゃない」と言うのも
エポケーではありません。
エポケーが出題された日本語教育能力検定試験の過去問
・令和元年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題8問3【エポケーの説明】
・平成29年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題9問3【エポケーの説明】
・平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題9問5【自分とは異なる価値観に遭遇した際は?】→エポケー
・平成26年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題11問2【エポケーの例】