【質問の仕方】指示質問と提示質問の違いとは?【オープンクエスチョンとレファレンシャルクエスチョンの区別】

公認日本語教師の試験対策
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提示質問(ディスプレイ・クエスチョン)と指示質問(レファレンシャル・クエスチョン)の違いとは?

提示質問(ディスプレイ・クエスチョン)の意味

提示質問とは、質問者が答えを知っている質問。

普通の質問は、答えを知りたいから質問します。

一方、提示質問は、学習者の理解を試すために質問します。ディスプレイ・クエスチョンとも。

英語は、display question

提示質問(ディスプレイ・クエスチョン)の例

・(鉛筆を手に取って)「これは何ですか?」

・(時計を指して)「今、何時ですか?」

指示質問(レファレンシャル・クエスチョン)の意味

提示質問とは、質問者が答えを知らない質問。レファレンシャル・クエスチョンとも。

英語は、referential question

指示質問(レファレンシャル・クエスチョン)の例

・「昨日は何をしましたか」

・「試験が終わったら何をしますか」

・「Bさんの国にお年玉はありますか」

なお

日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド第5版p251では、

ディスプレイ・クエスチョン(提示質問)

レファレンシャル・クエスチョン(指示質問)

と記載されていますが

令和元年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題4問3「指示質問」

平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題6問5選択肢2「提示質問」「指示質問」

平成25年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題13問4選択肢1「提示質問」「指示質問」

という用語が使われていますので、この記事では

提示質問(ディスプレイ・クエスチョン)

指示質問(レファレンシャル・クエスチョン)

としています。

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クローズドクエスチョンとオープン・クエスチョンの違いとは?

クローズド・クエスチョン

クローズド・クエスチョンとは、答えが決まっている質問。答えを選ぶ質問

閉じた質問、閉じられた質問とも。

回答者は答えの内容を考えなくてよいので答えやすい答えが明確などの特徴。普通の会話でクローズド・クエスチョンを続けると会話が取り調べのようになり、盛り上がらないので注意。そんなときはオープン・クエスチョンに切り替えよう。

クローズド・クエスチョンの例

・イエス・ノー・クエスチョン

・オールタナティブ・クエスチョン

イエス・ノー・クエスチョンとは?

イエス・ノー・クエスチョンとは、イエス(はい)かノー(いいえ)を選ぶ質問。

イエス・ノー・クエスチョンの例

A:花見は行きましたか?

B:ええ、行きました。

A:いいですね! 綺麗でしたか?

B:ええ、綺麗でした。

A:友達と行きましたか?

B:いいえ、一人で行きました。

A:友達がいませんか?

B:ええ、いません。

A:私もいません。私と友達になってくれませんか。

B:いいですよ。

A:ありがとう! 明日、花見に行きませんか?

B:いいですよ! 行きましょう!

オルタナティブ・クエスチョンとは?

オルタナティブ・クエスチョンとは、2つの選択肢から答えを選ぶ質問。二者択一質問とも。

英語は、alternative question

オルタナティブ・クエスチョンの例

・「試験に受かりましたか? 落ちましたか?」

・「日本とインドネシアでどちらのほうが人口が多いですか」

オープン・クエスチョン

オープン・クエスチョンとは、答えが決まっていない質問。答えの内容を考えなければいけない質問。

5W1H(どこ? だれ? なに? いつ? なぜ? どうやって?)を使って質問するので、答えが限定されず、自由に答えることができる。オープン。

開いた質問、開かれた質問とも。

質問によっては解答が難しい。質問者の予期せぬ回答が得られることも。

オープン・クエスチョンの例

・「どうして日本語教師になりたいですか」

・「どんな日本語教師になりたいですか」

・「どこで働きたいですか」

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オープンクエスチョンとレファレンシャルクエスチョンの区別をする問題

オープンクエスチョンとレファレンシャルクエスチョンの区別について教えてほしい

という質問がありましたので、問題を作りました。

以下の会話に出てくる質問は、提示質問(ディスプレイ・クエスチョン)、指示質問(レファレンシャル・クエスチョン)、クローズド・クエスチョン、オープン・クエスチョンのどれでしょうか。

T:みなさん、元気ですか?①

L1:はい。先生は調子どうですか?②

T:いいですよ! L2さん、(カレンダーを指して)今日は何曜日ですか?③

L2:月曜日です。

T:そうですね。月曜日はテストの日です。

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問題の答え

①質問者が答えを知らない質問なので指示質問(レファレンシャル・クエスチョン)、また、答えが決まっている(イエス(はい)かノー(いいえ)を選ぶ)質問なのでクローズドクエスチョン

②質問者が答えを知らない質問なので指示質問(レファレンシャル・クエスチョン)、また、答えが決まっていない質問(どうですか?)なのでオープンクエスチョン

③質問者が答えを知っている質問なので提示質問(ディスプレイ・クエスチョン)、また、答えが決まっている(月曜日)質問なので、クローズドクエスチョン

提示質問(ディスプレイ・クエスチョン)は、質問者が答えを知っている、つまり答えが決まっているので、いつもクローズドクエスチョンになります。

一方、指示質問(レファレンシャル・クエスチョン)は、答えが決まっているクローズドクエスチョンのときと、答えが決まっていないオープンクエスチョンの時があります。

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質問の種類が出題された日本語教育能力検定試験の過去問

質問の種類は本試験で何度も問われているため、確実に覚えたいところです。

令和元年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題4問3

平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題6問5選択肢2

平成25年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題13問4選択肢1

平成24年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題9問4選択肢1

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