【過去問解説】平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題14【2016】

H28試験Ⅲ

平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題14は【言葉の地域差】です。
平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題14は【敬語】です。

問1 「話題の人物」に対して用いる敬語
1,「お・ご〜する」形式の使用は、話し手が謙遜していることを表します。謙譲Ⅰ(動作などの受け手を高める)です。

2,「お・ご〜になる」形式の使用は、話題の人物に対する敬意を表します。尊敬。

3,聞き手に対する敬意を表すのが、対者敬語(対話の敬語)です。謙譲Ⅱと丁寧。

4,話題の人物に対する敬意を表すものが、素材敬語(話題の敬語)です。尊敬。謙譲Ⅰ。

絶対敬語は韓国語です。外の人と話す時に、内の人(家族など)に対しても敬語を使います。日本語は相対敬語です。

以上より、正解は2と考えます。

問2「話者の品位」を示す「美化語」の例
美化語は、自分の品位を保つために用います。相手の存在を必要としていません。

1,「ご在宅」は相手に対して敬意を払っています。

2,相手は幼なじみで敬意を払う必要ありませんが、自分の品位を保つために「お手紙」を使っています。美化語です。

3,「お電話」は相手に敬意を払っています。

4,「ご案内」は社長に敬意を払っています。

よって、2が正解です。

問3
話し手である上司が、書類を書き直すかどうかは決定できるのに、あえて、聞き手である部下が決定できるかのように、命令ではなく助言として述べています。

よって、正解は3です。

問4 聞き手が話し手の含意を理解して応答することが期待される例
問題11の問1と同じように間接発話行為を選ぶ問題です。
4,「時計をお持ちですか」という質問は、時計を持っているのかどうか知りたいのではなく、時間が知りたいことを間接的に伝えているのだと、話し手の含意を理解して聞き手は応答する必要があります。
よって、正解は4です。

問5「聞き手の私的領域に踏み込んだ言及」の例
目上の人に、感情を聞いたり、できるどうか訊ねたりするのは失礼にあたります。
2は客観的事実であり私的領域に踏み込んでいませんので、2が正解です。

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