現代日本語文法は日本語の文法を網羅した本としては最高の本です。
だから皆さんに読んでほしい!
ですが難しすぎて挫折する人ばかりでした。
そこでこのブログでは初めて勉強する人でも現代日本語文法が読めるように
できるだけ日常的な言葉を使って分かりやすさを優先した解説をしています。
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本日の問題
【 】内に示した観点から見て、他と性質の異なるものを1つ選べ。
(20)【主題】p176~(前回の範囲)
1 佐藤はこの報告書を書いた。
2 田中さんには私から伝えておきます。
3 東京へは何で行きましたか。
4 この公園は、毎日、歩いている。
5 スーツケースは軽いのがよい。
第3章「は」と「が」の使い分け 第1節【「は」と「が」の使い分けの概観】
1.「は」と「が」の使い分けの概観
1.1「は」と「が」の使い分けに関わる要因の概観
p191~
本で
2. 主語を主題として示すかどうか
2.1 主題をもつことができるかどうか
p192~
本で
2.2 主題が明示されるかどうか
p194
本で
3. 主題をとりたてるか、どのようにとりたてるか
p195
本で
4.「は」と「が」の使い分けのまとめ
p195~
本で
第3章「は」と「が」の使い分け 第2節【文における「は」と「が」の使い分け】
1. 文における「は」と「が」の使い分けの概観
p197~
有題文とは、主題をもつ文
無題文とは、主題をもたない文
2. 文における主題の有無
2.1 文の叙述内容と主題の有無
p198~
本で
2.2 否定文における主題の有無
p199~
・おにぎりを食べない
・おにぎりを食べるのではない。
否定文では、主語は「は」で示されるのが自然。
・弟は勉強しない。
・姉はおにぎりを食べない。
予想される事態が成立しない場合、主題をもたない文で表される。
・姉が勉強しない。
・弟がおにぎりを食べない。
3. 主題が明示されるかどうかという要因
3.1 主題が明示される場合
p200~
真偽疑問文は、「はい」「いいえ」で答える文
Q:今日は暑いですか?
A:はい。暑いです。
https://www.hamasensei.com/grammar13/#toc37
補充疑問文は、5W1H(Where, What, Who, Which, Why, How) で不明な情報を表した文
Q:何が好きですか?
A:猫が好きです。
https://www.hamasensei.com/grammar13/#toc37
真偽疑問文は、主語を主題にして「は」で示す。
・試験は難しかったですか。
・昨日は勉強しましたか。
補充疑問文は、疑問語が補語(補語について詳しくは現代日本語文法①p27参照)や述語部分にある場合、主語は「は」で示される。
・だれがおにぎりを食べましたか…(疑問語が主語)
・弟は何を食べましたか…(疑問語が補語)
・答えはどれですか…(疑問語が述語部分)
3.2 主題が明示されない場合
p201~
本で
4. 主語をどのようにとりたてるかという要因
4.1 対比的にとりたてる場合
p202~
主語を対比的にとりたてる場合は「は」
・弟は食べたが、姉は食べなかった。
4.2 排他的にとりたてる場合
p203
主語を排他的にとりたてる場合は「が」
・私がハマです。
第3章「は」と「が」の使い分け 第3節【談話における「は」と「が」の使い分け】
1. 談話における「は」と「が」の使い分けの概観
p204~
本で
2. 主語が特定できるかどうか
2.1 主語が特定できない場合
p206
初めて登場する人など主語が特定できない場合「が」
2.2 主語が特定できる場合
p206~
すでに登場した人など主語が特定できる場合「は」
3. 文の叙述内容
3.1 属性を述べる文
p210
属性を述べる文は「は」
3.2 新たな出来事の生起を述べる文
新たな出来事の生起を述べる文は「が」
4. ほかの文に従属的な文
p211~
ほかの文に従属的な文は「が」
4.1 名詞節に近い文
名詞節に近い文は「が」
4.2 名詞修飾節に近い文
名詞修飾節に近い文は「が」
5. 主語をどのようにとりたてるか
5.1 対比的にとりたてる場合
p212
対比的にとりたてる場合は「は」
5.2 排他的にとりたてる場合
排他的にとりたてる場合は「が」
第3章「は」と「が」の使い分け 第4節【節における「は」と「が」の使い分け】
1. 主節における「は」と「が」の使い分け
p213~
本で
2. 従属節の従属度と「は」と「が」の使い分けの関わり
p214~
本で
3. 従属節における「は」と「が」の使い分け
3.1 補足節
p215~
本で
3.2 名詞修飾節
p218~
本で
3.3 条件節
p220~
本で
3.4 時間節
p223
本で
3.5 目的節
p223
本で
3.6 様態節
p223~
4. 等位節・並列節における「は」と「が」の使い分け
4.1 等位節
p224~
本で
4.2 並列節
p226
本で
本日の問題の答え
【 】内に示した観点から見て、他と性質の異なるものを1つ選べ。
(20)【主題】p176~
1 佐藤はこの報告書を書いた。
→佐藤がこの報告書を書いた(主題は格成分)
2 田中さんには私から伝えておきます。
→田中さんに私から伝えておきます(主題は格成分)
3 東京へは何で行きましたか。
→東京へ何で行きましたか(主題は格成分)
4 この公園は、毎日、歩いている。
→この公園を毎日、歩いている(主題は格成分)
5 スーツケースは軽いのがよい。
→軽いスーツケースがよい(主題は被修飾名詞)
5のみ被修飾名詞を主題にしている。
よって、答えは5