現代日本語文法⑦第12部談話第3章【接続表現】を分かりやすく解説 

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現代日本語文法は日本語の文法を網羅した本としては最高の本です。

だから皆さんに読んでほしい!

ですが難しすぎて挫折する人ばかりでした。

そこでこのブログでは初めて勉強する人でも現代日本語文法が読めるように

できるだけ日常的な言葉を使って分かりやすさを優先した解説をしています。

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ハマが解説した講義動画はここからダウンロードして見ることができます。

【文法を極める会27】現代日本語文法⑦第12部談話第3章【接続表現】 by 日本語教師のハマゼミコミュニティ
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本日の問題

【 】内に示した観点から見て、他と性質の異なるものを1つ選べ。

(27)【時間的順序性】p124

まず野菜を洗います。

はじめに私の方から挨拶します。

第1に猫が好きです。

つづいて選手の入場です。

最後にみんなでお礼を言いましょう。

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第3章接続表現 第1節【接続表現とは】

1. 接続表現の概観

p53

[接続表現と助詞]

接続表現「黒もしくは青のペン」

並列助詞「黒青のペン」

接続表現は後続部と結びつきが強い。

並列助詞・接続助詞は先行部との結びつきが強い。

平成29年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題3C(15)参照

1. 接続表現の種類

p58の一覧を確認

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第3章接続表現 第2節【論理的関係を表示する接続表現】

1. 論理的関係の概観

p59~

論理的関係とは、ある事態が原因となり、別の事態が結果として引き起こされる場合の2つの事態の関係

「だから」:確定条件

「すると」:仮定条件

「そうしないと」:否定条件

「というのもの」:理由

「しかし」:逆接

2. 確定条件の接続表現

p61~

確定条件の接続表現とは、後続部が先行部が原因で生じた結果であることを表す接続表現

「だから」「それで」「そのため」「したがって」「ゆえに」「よって」「そこで」

3. 仮定条件の接続表現

p66~

仮定条件の接続表現とは、ある事態が成立すると仮定して、その結果起こりうる事態を話し手が推論して後続部を述べる接続表現

「それなら」「なら」「では」「じゃあ」「それでは」「すると」「そうすると」「とすると」

4. 否定条件の接続表現

p71~

否定条件の接続表現とは、先行部の事態が成立しない場合、後続部が生起することを表す接続表現

「さもないと」「さもなければ」「そうでなければ」「そうでないと」「そうしないと」「そうしなければ」

5. 理由の接続表現

p74~

理由の接続表現とは、後続部が先行部の事態が生じた原因・理由であることを表す接続表現

「なぜなら」「なぜならば」「なぜかというと」「どうしてかというと」「というのは」「というのも」「だって」

6. 逆接の接続表現

p77~

逆接の接続表現とは、後続部が先行部から予測される結果に反することを表す接続表現

「しかし」「だけど」「でも」「ところが」「それが」「それなのに」「そのわりに」「そのくせに」「と(は)いっても」「とはいえ」「そうはいっても」

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第3章接続表現 第3節【加算的関係を表示する接続表現】

1. 加算的関係の概観

p83~

加算的関係とは、後続部で、先行部で提示された内容にさらに付け加えて新しい情報を提示する関係

「そして」:添加

「それに」:累加

「すなわち」:換言

「たとえば」:例示

「特に」:卓立

「というか」:代替

2. 添加の接続表現

p85~

添加の接続表現とは、先行部で示された情報に、同種の別の情報をさらにつけ加えて示す接続表現

「そして」「それで」「それと」「あと」

3. 累加の接続表現

p89~

累加の接続表現とは、似たような事態が複数あることを示すことによって語っている内容に説得力を与える接続表現

「それに」「そのうえ(に)」「それも」「そればかりか」「おまけに」「ひいては」「しかも」

4. 換言の接続表現

p93~

換言の接続表現とは、後続部が先行部のいいかえであることを示す接続表現

「すなわち」「つまり」「いいかえると」「いわば」「いってみれば」

5. 例示の接続表現

p97~

例示の接続表現とは、実例判断の例証を示す接続表現

6. 卓立の接続表現

p99~

卓立の接続表現とは、同類の後続部を特に際だたせ、ほかより当てはまることを示す接続表現

「特に」「とりわけ」「なかでも」

7. 代替の接続表現

p100~

代替の接続表現とは、先行部を否定し、それに代わるものを後続部で示す接続表現

「代わりに」「その代わりに」「いな」「そうではなく(て)」「そうじゃなくて」「というより(も)」「というか」「むしろ」

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第3章接続表現 第4節【対等な関係を表示する接続表現】

1. 対等な関係の概観

p104~

対等な関係とは、先行部で示された内容が後続部にも同様に当てはまるという関係。前後を入れ替えても文や談話が成立

2. 並列的提示の接続表現

p105~

並列的提示の接続表現とは、先行部と同じ内容が後続部にも同時に当てはまることを表す接続表現

「および」「ならびに」「かつ」「かつまた」

3. 選択的提示の接続表現

p108~

選択的提示の接続表現とは、候補が選択肢として提示される接続表現

「または」「ないし(は)」「もしくは」「あるいは」「それとも」

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第3章接続表現 第5節【話題の転換を表示する接続表現】

1. 話題の展開の概観

p111~

話題の展開を示す接続表現には「転換」「列挙」「対比」「まとめ」「補足」「無視」の6つがある。

2. 転換の接続表現

p114~

転換の接続表現とは、区切りをつけて、新しい話題が導入されることを示す接続表現

「ところで」「さて」「それにしても」「話は飛ぶけど」「話は変わるけど」「話はちがうけど」「それはそうと」「それより」

3. 列挙の接続表現

p121~

列挙の接続表現とは、1つの大きな話題の中で小話題が順に提示されることを示す接続表現

「第一に」「一つめに」「まず」「はじめに」「つぎに」「つづいて」「それから」「最後に」

4. 対比の接続表現

p127~

対比の接続表現とは、異なる側面対照的な別の事態を示し、両者の違いを際だたせる接続表現

「それに対して」「反対に」「一方」

5. まとめの接続表現

p130~

まとめの接続表現とは、それまで述べてきたことを一括し、凝縮して提示する接続表現

「このように」「こうして」「このようにして」「以上(のように)」「結局」「要するに」

6. 補足の接続表現

p132~

補足の接続表現とは、後続部で制限を加えたり、関連する情報を追加したりする接続表現

「ただ」「ただし」「もっとも」「ちなみに」「なお」

7. 無視の接続表現

p138~

無視の接続表現とは、先行部がさほど重要ではなく、後続部が重要であることを示す接続表現

「いずれにしても」「どっちみち」「なんにせよ」

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本日の問題の答え

【 】内に示した観点から見て、他と性質の異なるものを1つ選べ。

(27)【時間的順序性】p124

まず野菜を洗います…時間的順序性有

はじめに私の方から挨拶します…時間的順序性有

第1に猫が好きです…時間的順序性無

つづいて選手の入場です…時間的順序性有

最後にみんなでお礼を言いましょう…時間的順序性有

3だけ時間的順序がない。

よって、答えは3

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