常用漢字表とは、法令,公⽤⽂書,新聞,雑誌,放送など,⼀般の社会⽣活において,現代の国語を書き表す場合の漢字使⽤の⽬安を⽰すものです。
1 この表は,法令,公⽤⽂書,新聞,雑誌,放送など,⼀般の社会⽣活において,現代の国語を書き表す場合の漢字使⽤の⽬安を⽰すものである。
2 この表は,科学,技術,芸術その他の各種専⾨分野や個々⼈の表記にまで及ぼそうとするものではない。ただし,専⾨分野の語であっても,⼀般の社会⽣活と密接に関連する語の表記については,この表を参考とすることが望ましい。
3 この表は,都道府県名に⽤いる漢字及びそれに準じる漢字を除き,固有名詞を対象とするものではない。
4 この表は,過去の著作や⽂書における漢字使⽤を否定するものではない。
5 この表の運⽤に当たっては,個々の事情に応じて適切な考慮を加える余地のあるものである。
「常用漢字表 前書き」より引用
日常生活の様々な場面で漢字を使う機会が増えてきている。大学生を対象とした携帯メールの表記に関する調査によると、「できる範囲でなるべく漢字にする」という者が9割近くを占めていたという。情報機器の普及に伴うこのような漢字の多様化傾向、「読む」機会の増加、さらに、手書き機会の減少、といった漢字使用の変化の実態に対応数ため、文化審議会国語分科会によって常用漢字表の改定が行われ、平成22年に改定常用漢字表が内閣告示された。改定においては、コミュニケーションの手段としての漢字使用という観点から見直しが行われ、改定常用漢字表は漢字数が(ア)。
今後さらなる国際化が見込まれる中、日本人同士だけでなく、日本語を学習する外国人とのコミュニケーションも考慮に入れた漢字使用を考えていく必要がある。
問5 (ア)は?
1 それまでの常用漢字より多い1,945字となった。
2 それまでの常用漢字より少ない1,945字となった。
3 それまでの常用漢字より多い2,136字となった。
4 それまでの常用漢字より少ない2,136字となった。
常用漢字表でやりたい過去問
・平成29年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題12問3【当用漢字表】
・平成24年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題13【常用漢字表の2010年改正(平成22年)】