「綺麗に丸まるネコはニャンモナイトと呼ばれている」の「まる」が接尾辞です。日本語では接尾辞が添加されると品詞が変化することが多いです。日本語の接辞とは何か。接辞添加で品詞はどう変わるのか。試験に出るポイントを学びます。
アンモナイトのフリー画像

ニャンモナイトのフリー画像

接辞の意味
接辞とは、常に他の語に添加して用い、何らかの意味を付加するはたらきをもつもの。
接辞は単独で語として使えないので拘束形態素の代表例
前から付く接頭辞と後ろから付く接尾辞に分けられます。
接頭辞とは?
接頭辞とは、語の頭につく接辞
日本語の接頭辞の具体例
・おはし
・無関係
・未成年
・新幹線
・超サイヤ人
接尾辞とは?
接尾辞とは、語の尾につく接辞
日本語の接尾辞の例
・基本的
・安っぽい
・鈴木様
・超サイヤ人
品詞を変化させる重要な接辞一覧
イ形容詞を名詞化する接尾辞「さ」「み」
例)高い(イ形容詞)→高み(名詞)
イ形容詞を動詞化する接尾辞「がる」「める」「まる」
例)丸い(イ形容詞)→丸まる(動詞)
イ形容詞をナ形容詞化する接尾辞「そう」「げ」
例)悲しい(イ形容詞)→悲しそう、悲しげ(ナ形容詞)
派生接辞とは?
派生接辞とは、品詞を変えて新しい言葉を派生させる接辞
例)高い(イ形容詞)→高み(名詞)
上の例は「イ形容詞」から「名詞」に品詞が変わっている。
屈折接辞とは?
屈折接辞とは、文法的関係を変える接辞。品詞は変わらない。
例)食べる(肯定)→食べない(否定)
上の例は「肯定」から「否定」に文法的関係が変わっている。