【過去問解説】日本語教育能力検定試験Ⅰ問題12【平成28年度】2016年

H28試験Ⅰ

※この解説は日本語教師になる前に書いたものです。今年の試験前までに書き直します。

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平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅰの問題12は、【文化的価値感】です。

問1「サピア・ウォーフの仮説」に関する問題です。 
サピア・ウォーフの仮説(言語相対論)とは、ある言語とその言語の話し手である人間の思考の関係に関する仮説で、強い仮説と弱い仮説がある。
強い仮説「人間の思考は言語によって決まる」
弱い仮説「言語の違いが話者の思考や外界認識に影響を与える」(以上は、ヒューマンアカデミー著『日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド第3版』28頁より) 

よって、正解は3です。 

問2  日本語には単純語レベルで「コメ」「イネ」「メシ」という区別がありますが、同様の例を選ぶ問題です。

単純語とは、 単語のうち、意味・語形の上からそれ以上に分けることができないと考えられるもの(スーパー大辞林3.0)。

複合語(合成語、熟語)とは、単語のうち、意味・語形の上から二つ以上の単語の結合によってできたと認められる語。「朝日」「買い物」「花見」「祝い酒」「書き込む」の類(スーパー大辞林3.0)。

派生語とは、単語のうち、ある単語に接辞などが付いたりしてできた語。

1,「雲」の名称には形状に応じた語彙はありますが、複合語です。
例)積乱雲

2,「牛」の名称には家畜としての用途に応じた語彙がありますが、複合語です。
例)乳牛

3,「魚」の名称には成長過程に応じた語彙があり、単純語です。
例)ハマチ→ブリ

4,「火」の名称には用途に応じた語彙がありますが、複合語です。
例) 焚き火

以上より、3が正解です。

問3 すべての親族名称が単純語レベルで同じ区別を持つとは限りません。英語と日本語で区別の仕方が異なる親族名称……といえば、ブラザー、シスター、が思い浮かびます。
よって、ブラザーの4が正解です。

問4 日本語の慣用句で用いられる色彩語に関する問題です。
1,「黒い」は悪いことを意味する→腹黒い

2,「赤い」は明るい前途を意味する→?

3,「青い」は未熟なさまを意味する→青二才

4,「灰色」は暗い様子を意味する→灰色の空、灰色の海

よって、2が正解です。

問5 忌み言葉と呼ばれ、別の表現に言い換えられることもある例を選ぶ問題です。
スーパー大辞林3.0によると、
忌み言葉とは、①…信仰上の理由や、特定の職業・場面で使用を避ける言葉。不吉な意味の語を連想させる言葉が多い。例えば婚礼の際の「去る」「切る」「帰る」「戻る」「別れる」、お悔やみの際の「重ねる」「重ね重ね」「返す返す」「再び」など。
②…①の代わりに使う言葉。結婚式で「終わる」を「お開きにする」という類。 

以上より、 正解は3です。

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