【異文化コミュニケーション】異文化トレーニングの方法

日本語教員試験・日本語教育能力検定試験の対策
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異文化に接触した際のスムーズな適応のための異文化トレーニングは、1960年代のアメリカにその起源を発し、目的や内容に応じて、様々な方法が用いられてきた。

平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題9より

平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題9の問題文は、異文化トレーニングについて分かりやすく説明してあるので必読です。

平成28年度の問題では、異文化トレーニングを「認知レベル」のトレーニングと「情動レベル」のトレーニングの2つに分けています。

①「認知レベル」のトレーニング

①ーa:特定の文化に関するもの

①ーb:文化一般に関するもの

②「情動レベル」のトレーニング

ここでは異文化トレーニングには下記の4つに分けて説明します。

①講義形式(大学モデル)

②自己学習形式(セルフスタディモデル)

③体験学習法

④異文化シミュレーションゲーム

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講義形式の異文化トレーニングとは【大学モデル】

講義形式の異文化トレーニングは、昔ながらのやり方です。大学の講義をイメージしてください。

講義を受けて、目標文化に関する知識や情報を得ます。

平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題9問1選択肢2に登場していますので確認しておいてください。

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自己学習形式の異文化トレーニングとは【セルフスタディモデル】

自己学習形式の異文化トレーニングは、一人でできるやり方です。

目標文化の価値観や考え方を使って、ある出来事の原因や行為の意図を説明できるように訓練します。

自己学習形式の異文化トレーニングと言えば、カルチャー・アシミレーターです。

カルチャー・アシミレーターは日本語教育能力検定試験に何度も出題されていますので過去問を読んでどのような問われ方をしているか確認しておいてください。

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カルチャーアシミレーターとは?

カルチャー・アシミレーターとは、 異文化トレーニングの一つで、異文化の人間の行動パターンを学ぶもの。異文化摩擦のエピソードに対する複数の解釈を通じて、多様なものの見方への気づきを促す活動。異文化同化訓練法とも

カルチャー・アシミレーターとは、 異文化トレーニングの一つとして異文化摩擦のエピソードに対する複数の解釈を通じて、多様なものの見方への気づきを促す活動(平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題8問5)

カルチャー・アシミレーターは英語では、culture assimilator

assimilateの意味は〈知識・文化・技術など〉を自分のものにする、真に理解する(ウィズダム英和辞典より)

カルチャーアシミレーターのやり方

カルチャー・アシミレーターでは、問題事例を読み、選択肢の中から自分の考えに合うものを選び、理由を考えます(令和元年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題8より)。

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体験学習法【DIE法】

体験学習法とは、異文化コミュニケーションの場面を模擬的に体験し、異文化と対面して問題が起きた時に、どうすればいいのか学ぶ方法。

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異文化シミュレーションゲームとは?

平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題9問3で異文化シミュレーションゲームの名称と内容を組み合わせる問題が出題されていますので以下に表を引用します。説明が不適当なものについては令和元年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題8問5選択肢2の説明と入れ替えています。

名称内容
エコトノス異なる三つの文化グループを設定して「国際会議」を開き、異文化間における意思決定の疑似体験を行う。
アルバトロス前半は種族を代表する男女2名によるロールプレイを見て、後半はその文化について気づいたことをディスカッションする。
バーンガグループごとに異なるトランプゲームを行い、他のグループに入って言葉を使わずにルールを学ぶ。
バファバファ二つの仮想文化圏に分かれ、それぞれの文化を学習したあと、相互に交流する
平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題9問3及び 令和元年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題8問5選択肢2より
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異文化トレーニング・異文化コミュニケーションが出題された日本語教育能力検定試験の過去問

令和3年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題9問4【異文化トレーニングの例】

令和元年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題8【異文化コミュニケーション】

平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題9【異文化とレニーニング】

平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題8問5【異文化トレーニングの一つとして異文化摩擦のエピソードに対する複数の解釈を通じて、多様なものの見方への気づきを促す活動は?】→カルチャー・アシミレーター

平成23年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題10【異文化の学び方】

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