ジョアン・ロドリゲス
宣教師が日本語を習得するために日本大文典を書いた。
当時の日本の口語文法を中心にポルトガル語によって詳細に記した文法書。
ロドリゲスらヨーロッパ人宣教師による日本語研究の書物はキリシタン版と呼ばれている。
上田万年
上田万年(うえだかずとし)は、標準語を確立することの必要性を主張し、仮名遣いの統一化に尽力。
国語の統一化運動を強く推し進めた「日本語を作った男」の人。
松本亀次郎
松本亀次郎(まつもとかめじろう)は、明治・大正・昭和の時代に中国人留学生の日本指導をした日本語教師。国語学者。 譯解日語肯綮大全(やっかいにちごこうけいたいぜん)を著した。
譯解日語肯綮大全の読み方は「ヤッカイニチゴコウケイタイゼン」
譯解日語肯綮大全とは、中国人留学生のための日本語学習テキスト。日本語と中国語で書かれています。
譯解日語肯綮大全は、今でもAmazonで買うことができます。高いですが。
長沼直兄(ながぬまなおえ)
1931年(ナガヌマ・メソッドの誕生参照)から日本語教科書『標準日本語讀本』シリーズを刊行。
パーマーのオーラル・メソッドを日本語教育に応用し、問答法(ナガヌマ・メソッド)を用いて指導した。
東京日本語学校を設立。
伊沢修二
日本が植民地支配した台湾で日本語教育の体制作りを行った人。
1895年に総督府民政局学務部長心得に任命され台湾で日本語教育を開始するが、
伊沢のいない間に日本語教師6名が殺害される芝山巌(しざんがん)事件が発生。
山口喜一郎
芝山巌事件の後、国語講習員(日本語教師)として台湾へ。
幼児が母語を習得するプロセスを応用し、音と具体的な動作・出来事を結びつけて教える方法グアンメソッドを取り入れる。
グアンメソッドについては令和元年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題6【2019】教授法の種類で解説している。

試験に出る人でやりたい過去問
・令和6年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題15問1【長沼直江】
・令和4年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題15
・平成29年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題15【ロドリゲスの日本大文典】