【過去問解説】日本語教育能力検定試験Ⅰ問題14【平成28年度】2016年

H28試験Ⅰ

※この解説は日本語教師になる前に書いたものです。今年の試験前までに書き直します。

どこよりも早い解説付き解答速報
平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅰの問題14は、【台湾での日本語教育の始まり】です。

問1 台湾が植民地となった契機を選ぶ問題です。

この問題を見たとき、
私は幸せを噛み締めました。
なんて運が良いのだろうと。

数日前、一冊の本と出会っていたからです。
日本語教育能力検定試験に合格するための世界と日本16
↑amazonレビューも満点5つ星。

日本史(戦国時代以降)について日本語教育の観点から書かれているのですが、中学・高校で学んだことを別の視点で眺めるのは大変興味深く、没頭しました。

アルクさん、ありがとう。
私は近代日本史をさっぱり覚えていなかったけれど、
アルクさんの『日本語教育能力検定試験に合格するための世界と日本16』の28頁には、台湾での日本語教育という項目があったから、思い出すことができたよ。お礼に一部引用するよ。

日清戦争に敗れた清は下関条約で台湾を日本に割譲、台湾は日本領土となり、日本による支配は一九四五年まで続くことになります」

よって、3が正解です。

アルクさんの解答速報もすでに出ているので、念のため、確認してみましょう。

……
………
?????
私の目がついにパソコンのブルーライトにやられてしまったのでしょうか。
何度再読込しても、プリントアウトしても、まばたきしても、目薬さしても、アルクさんの解答速報が2に見えるではありませんか。

どういうことだってばよ?

問2
アルク『日本語教育能力検定試験に合格するための世界と日本16』29頁によると、
「最初に総督府学務部長心得に任命されて日本語教育の体制作りを行ったのが、伊沢修二でした。」

よって、2が正解です。

問3
アルク『日本語教育能力検定試験に合格するための世界と日本16』30頁によると、
「台湾での日本語の教え方に新しい方向を見いだすために、教師たちが研究した直接法が、フランスのドイツ語教師グアンの開発した教授法です。その中心になったのは一八九七年に第二回の講習員として台湾にやってきた山口喜一郎でした。」

よって、正解は1です。

問4
 関正昭著日本語教育史研究序説133頁『2.台湾で開発された教授法と教材 3)公学校の教科書』によると、

1901年から1903年にかけて発行された台湾教科用書国民読本は、表音式仮名遣いを採用。

1913年から1914年にかけて発行された公学校用国民読本は、日本語を日本語によって教えるという直接法の徹底化にともなって台湾教科用書国民読本を大幅に改訂したもの。「内地人」用の国定読本に合わせて表記を歴史的仮名遣いに改めている。
日本語教育史研究序説

本問では、1912年の台湾公学校規則改正後に発行された教科書とありますので、
1の歴史的仮名遣いが正解であると思料します。

問5「国語常用家庭」で与えられた特典に関する問題です。

アルク『日本語教育能力検定試験に合格するための世界と日本16』33頁によると、
「『国語常用家庭』という制度が設けられ、子どもたちの入学進学や公務員採用の際に有利に取り計らわれました」
とのことなので、
選択肢2と3で迷いましたが、
「入学進学」の有利な取り計らいが「公学校入試の一部科目が免除」かどうかはわからないので、
3が正解であると思料しました。

タイトルとURLをコピーしました