問1の解き方【フォーカス・オン・フォーム】
フォーカス・オン・フォームは日本語教育能力検定試験に頻出しますので、
落としたくない問題です。
フォーカス・オン・フォームについてはこちら
選択肢1
意味のある伝達活動に従事させながら、必要に応じて言語形式も意識させるのは、フォーカス・オン・フォームです。
〇
選択肢2
「オーディオリンガル・メソッド」「ドリル練習」は形式重視のフォーカス・オン・フォームズです。
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選択肢3
「フォーカス・オン・フォーム」は、必要に応じて形式の理解を確認しますが、「母語」で確認するという決まりはありません。直接法(日本語)でも可能です。
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選択肢4
トークは話すこと
例)「猫、好き」「うん。好き」
メタトークは話している言葉について話すこと
例)「今言った「好き」ってのはどういう意味?」
フォーカス・オン・フォームでは、コミュニケーション重視の言語活動の中で、必要に応じて表現形式にも注意を向けさせます。
最初から、教師主導で表現形式について話し合わせるのは、 フォーカス・オン・フォームではありません。
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よって、答えは1
問2の解き方【フォーカス・オン・フォームズの例】
フォーカス・オン・フォームズは言語形式重視、文法重視です。
形式重視、文法重視の選択肢を探します。
選択肢1
自然な言語をたくさん聞かせるのは、形式重視、文法重視ではありません。
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選択肢2
ストーリーを語らせるのは、形式重視、文法重視ではありません。
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選択肢3
形式重視、文法重視ではありません。
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目標言語を使って理科や算数などの教科学習を行うのは、CLIL、CBI、イマージョン教育です。
CLIL、CBI、イマージョン教育の違いについては下記記事参照
選択肢4
「文法の空所補充問題を解く」のは、形式重視、文法重視です。
フォーカス・オン・フォームズです。
よって、答えは4
問3の解き方【ディクトグロス】
ディクトグロスの詳しいやり方は、平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題8の資料1にありますので、過去問をお持ちの方は見てみてください。
ディクトグロスとは、教師が読み上げた文章を、メモや記憶を基に学習者が協力して正確に再構築する活動です。
よって、答えは3
問4の解き方【プロンプトの例】
プロンプトは正しい答えを言いません。学習者が自分で直せるよう促します。
リキャストはさりげなく正しい答えを言います。
選択肢1
明確に直していますね。このようなフィードバックを明示的フィードバック、直接訂正
、明示的訂正などと言います。
選択肢2
さりげなく正しい答え(「きれいでした」)を言っているのでリキャストです。
選択肢3
さりげなく正しい答え(「きれいでした」)を言っているのでリキャストです。
選択肢4
正しい答えを言わず、学習者が自分で直せるようヒント(「きれい」はナ形容詞)を言って、促しているのでプロンプトです。
よって、答えは4
問5の解き方【プライミング効果の例】
他者が用いた言語形式に影響を受け、それと同じ言語形式の使用が増えることをプライミング効果と言います。
よって、答えは1