【過去問解説】平成30年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題14【2018】日本語の待遇表現

H30試験Ⅲ

待遇表現については下記の記事をどうぞ

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問1の解き方【尊敬語の例】

敬語の基礎なので落としたくない問題です。

選択肢1

「いらっしゃします」は尊敬語

選択肢2

「ございます」は丁寧語

選択肢3

「拝見します」は謙譲語Ⅰ

選択肢4

「いたします」は謙譲語Ⅱ

よって、答えは1

分からなかった人は、日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド第5版p105のリストを要チェック。

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問2の解き方【物事を美化して述べるのに用いられる語】

選択肢1

利用するのは相手なので「ご利用」は尊敬語

選択肢2

「お土産」は美化語です。

美化語は他にも「菓子」「知らせ」「姉ちゃん」「しっこ」「電話」「にぎり」「はん」などたくさんあります。

選択肢3

この「お手紙」は相手が書いたものなので尊敬語

選択肢4

「ご案内します」「ご○○します」は謙譲語Ⅰ

よって、答えは2

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問3の解き方【他者を低く位置づけるぞんざいな語の例】

日本語の敬語の基本、ウチソトの関係を理解していれば解けるので落としたくない問題です。

選択肢1

「拙宅」はウチなので謙譲語。読み方は「せったく」

選択肢2

「弊社」はウチなので謙譲語。読み方は「へいしゃ」

選択肢3

「せがれ」はウチなので謙譲語。

選択肢4

「隣のじじい」はソトです。ソトには普通尊敬語を使うのですが、「じじい」は「ぞんざいな語」です。

他者を低く位置づけるぞんざいな語です。

よって、答えは4

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問4の解き方【丁寧さの規範から逸脱した例】

専門知識なしで解けるので落としたくない問題です。

下線部D「話し手の心理面が影響し、話し手と聞き手との人間関係に基づく丁寧さの規範から逸脱した表現が使われる」

分かりやすく言い換えると

①話し手の気持ちがいつもと違うので

②普段の関係では変な言葉を使う

です。

この要件を満たすか各選択肢を検討します。

選択肢1

弟に「今何時だと思っているんだ」は普段から使っても変じゃありません。

選択肢2

親友に「ついにやりやがったな」は普段から使っても変じゃありません。

選択肢3

息子に「どうぞご勝手になさいませ」は普段使ったら変です。

「仕事を辞めて旅に出る」と言われたため、①話し手の気持ちがいつもと違うので②普段の関係では変な言葉を使いました。

選択肢4

乗客に「お客様、お休み中申し訳ございません」は普段から使っても変じゃありません。

よって、答えは3

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問5の解き方【待遇表現の指導の内容】

【待遇表現の指導】もよく出ますので落としたくない問題です。

平成29年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題8問4でも問われています。

できなかった方は下記記事をどうぞ。

選択肢1

「つもり」のように上の人に意図を聞くのは失礼です。

×

選択肢2

そのとおりです。

「おできになりますか」のように、上の人に能力を聞くのは失礼です。

選択肢3

学習者が望めば導入してもいいでしょう。導入の際に、「この野郎」などのマイナス敬語は対人関係を悪化させる恐れがあるので使わないようにと伝えればいいです。聞いてわかるのは大切です。

×

選択肢4

依頼を断る場合は、直接的な表現は失礼にあたると考える人が多いです。

「いたしません」は「しません」の敬語。

「しません」は直接的な表現なので敬語にしてもダメです。

「すみません。ちょっと…」のような婉曲的な表現を使いましょう。

×

よって、答えは2

依頼を断るような非優先応答の場合、婉曲表現が出現しやすくなることは平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題12の問題文に書かれていますので読んでおいてください。

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