【過去問解説】平成30年度日本語教育能力検定試験Ⅲ問題7【2018】ジグソー・リーディングを取り入れた中級の授業

H30試験Ⅲ
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ジグソー・リーディングについてはこちら

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問1の解き方【不適切な教材】

専門知識なしで解けますので落としたくない問題です。

<資料>の「授業の流れ」をみると「グループごとにストーリーの順番を考える」とあります。

例えば、シンデレラのように「広く内容が知られている物語」であれば「グループごとにストーリーの順番を考える」 活動ができなくなってしまいます。

よって、答えは4

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問2の解き方【言語知識の種類】

手続き的知識、宣言的知識、暗示的知識、語用論的知識については下記の記事をどうぞ。

「ファジー」は「あいまい」

言語化されている知識なので宣言的知識です。

よって、答えは2

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問3の解き方【ジグソー・リーディングで話し合う方法】

選択肢1

全員でそのパート読んだらパートを分けた意味がありません。

選択肢2

全員が①~④に目を通したらパートを分けた意味がありません。

選択肢3

担当者以外は自分のパートを読んでいないのでOKです。これがジグソー法。質問はOKです。

選択肢4

代表が並び替えたらジグソーになりません。

ジグソーリーディングは、それぞれのパーツを持ち寄ってみんなで協力して考えます。

よって、答えは3

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問4の解き方【発表で気をつけること】

選択肢1

私たち日本語教師も新しい文型を導入するときは、その前にポーズを入れたり、その文型をゆっくり発音することで、強調します。

大事な言葉の強調は大切です。その語の前にポーズを入れると区切りがはっきりして聞き取りやすくなります。

選択肢2

プロミネンスを置く(伝えたいところを強調)ほうが情報が正確に伝わります。

プロミネンスがないとメリハリがなく、何が大切か情報化分からず頭に入ってきません。

×

選択肢3

できるだけ速く話そうとされたら聞く方は何言ってるかわかりません。

×

選択肢4

「用意した原稿」とありますがいつ用意するのでしょうか。直前の話し合いで初めて内容が分かるので原稿を用意する暇はないかと。

×

よって、答えは1

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問5の解き方【ジグソー・リーディング を行うねらい】

選択肢1

STEP3ですね。異なるパートの内容を関連づけて統合する過程で、教材全体の理解を深めることができます。

選択肢2

グループに分かれるのは、「競って読み進める」ためではありません。ジグソーパズルのように協同して学習するためです。

×

選択肢3

ジグソー・リーディングの記事に書きましたように、ジグソー・リーディングのねらいは、協同学習です。他の人のパート(ジグソーのピース)がないと答えが分からないので、他の人と関係を構築しようとします。

ジグソー・リーディングは社会的関係性の構築を促すねらいがあります。

みんなでがんばろ!

選択肢4

STEP2ですね。同じパートを読んだ人同士の話し合いの中で、自分の理解したことを吟味させる。

よって、答えは2

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