【母音交替】転音の意味と例【音位転換との違い】

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転音とは、語の音が変わること。読み方は「テンオン」。日本語では、語が複合するときに前の語の母音が交替する現象。母音交替とも。

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転音(母音交替)の例

・雨(ame)+傘→雨傘(amagasa)

・酒(sake)+屋→酒屋(sakaya)

・風(kaze)+上→風上(kazakami)

・舟(hune)+歌→舟歌(hunauta)

・爪(tsume)+楊枝→爪楊枝(tsumayooji)

・白(shiro)+玉→白玉(shiratama)

・木(ki)+陰→木陰(kokage)

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音位転換とは?

音位転換とは、語の内部で音素の順番が入れ替わる現象。読み方は「おんいてんかん」。発音しやすくするためなど。

例)「新しい」:あらたし→あたら

  「秋葉原」:あきばはら→あきはば

  「舌鼓」:したつづみ→したづつ

「雰囲気(ふんいき)」を「ふいんき」と読んでしまったり、「とうもろこし」を「とうもころし」(となりのトトロのメイ)と読んでしまうのも音位転換のせい。

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転音(母音交替)が出題された日本語教育能力検定試験の過去問

令和2年度日本語教育能力検定試験Ⅱ問題6の1番a【転音が生じている】b【音位転換が生じている】c【連濁が生じている】d【連声が生じている】

平成30年度日本語教育能力検定試験Ⅱ問題6の3番a【転音が起こっていない】b【音位転換が起こっていない】c【連声が起こっていない】d【連濁が起こっていない】

平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題3C(14)選択肢1【舟歌】

平成26年度日本語教育能力検定試験Ⅱ問題6の1番a【連濁が起こっていない】b【音位転換が起こっていない】c【逆行同化が起こっていない】d【子音添加が起こっていない】

平成24年度日本語教育能力検定試験Ⅱ問題6の5番a【連声が起こっていない】b【転音が起こっていない】c【連濁が起こっていない】d【無声化が起こっていない】

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